断った筈なのに?! のスキー
少し前の休日の朝。
夫が、「今日はスキーへ行こう」と呟いた。いつもの 独り言風に。
どうぞ…って言うか、冬の休みはいつだって、1人でびっしり行ってるでしょ。なのにどうして、今日に限って わざわざ宣言?
「いやそうじゃなくて…一緒に。」
いや、いいよ。遠慮するよ。
正直言って、私には面白くないし。
即座に、はっきり断った
面白くないしまでも言った。
「だけどもう、スキーも買ってある。」
…
…
…
そんなこんなで、こちらからすれば半ば強制連行状態で、向かったその先は、どちらかと言えば初級者向け、ファミリー向けの札幌近郊のスキー場。
だからまあ、さほど難所があるわけではなく、やや急な斜面は、と言うより全体の半分以上は、ほぼほぼプルークボーゲンで乗り切って、とりあえずリフトの4時間券分は きっちり消化。
決して上手くはないけれど、ネタになるほど全く出来ないわけじゃない。
私も道産子のハシクレだから。
家で、食事の支度とか掃除とかして合間に近所のスーパー行ったりして過ごす、ありがちな普通の休日より、時間は圧倒的に早く過ぎたけれど。
だからって「チャレンジしてみたら案外面白くて。これからもまた時々は行けたらいいなあなんて、ひっそり思ったのでした。」…なーんて風には、残念だけどちょっと思えないことを、私の心躍ることならそれなりに幾つか他にあって、それらとは随分ずれがあることを、夫がどこまで理解してくれているかは 微妙。
だけど
別にいいじゃん。
ずれてたっていいじゃん。
お互いに無理して合わせたりしなくて全然いいじゃんって思うから、
「面白かった」の嘘も
「やっぱ面白くなかった」の本音も
結局言わないままで、ただ何となくゆるく
帰宅の途につくしかないのだ。
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