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りーこ relax communication 🐥5 『田舎で服に憧れて』

映画の紹介をさせてください。

『下妻物語』です。

乙女派作家、嶽本野ばらさんの原作小説を中島哲也さんが映画化した作品です🐥

舞台は茨城県下妻市。牛久大仏を拝みに、私も出掛けたことがあるのですが、のどかな田園地帯です。

ネタバレの気にならない方は、以下あらすじをお読みください。

主人公の一人である桃子(深田恭子さん)はお洋服が大好きな女子高生。友達なし。ジャスコしかない環境に暮らしながら、東京に通って服を買い、ヒラヒラの格好で田舎道を一人黙々と歩きます。

そんな桃子の前に、原付バイクの改造車に乗ったイチゴ(土屋アンナさん)が現れて、桃子のお父さんが扱っている「バッタもんのベルサーチ(劇中では、権利関係への配慮なのか、ピー音でわざとらしく一部を消し『ベル○ーチ』と表現されていたりします^^;)」を譲ってくれと懇願、ないしは恫喝しちゃいます。

そんなふうに出会った二人だけど、どういうわけだか意気投合。「世話になった総長に、立派な特攻服を贈りたい」と言うイチゴのために桃子は、天才的な刺繍の腕をふるいます。

その腕前を、代官山にあるファッションショップ『BABY, THE STARS SHINE BRIGHT』の社長に見初められて桃子は、次期新作の刺繍を発注されるのですが、あまりのプレッシャーに押し潰されそうになっちゃいます。

桃子はイチゴにSOS。

イチゴは族の集会を欠席して駆け付けます。

持ち直す桃子。

けれども、大事な集会をさぼったイチゴは、「けじめをつけろ」と牛久大仏の前に呼び出されてしまいます。

それを知った桃子、ヒラヒラの服のまま原付バイクに飛び乗り疾走。途中で八百屋のトラックに衝突したりしながらも、必死の思いで「友達」のもとに辿り着きます。

そして……、凶悪な族を相手に桃子は、とんでもないウソをぶちかましちゃうのでありました(^^;

ウソにびびって族は退散。

桃子とイチゴは、二人乗りしたバイクで高笑い。青空が二人を包んでいます。

そんなお話。

🐤私の記憶による『下妻物語』あらすじ


同時期に上映されていた『世界の中心で、愛をさけぶ』よりも「完成度が高い」と、当時の夫なんかはべた褒めでした。

コミカルなんだけど泣けちゃって、私も大好きです😀!

田舎町に住む女の子が、都会の洋服に憧れて、環境に似合わないおしゃれで浮きながらも断固可愛くあり続けようとする。

けなげな孤独、理解できるように思います🐥

🐣🐤🐥

以下は私の話。

かつて自由が丘のショップに二人連れの少女がやって来ました。

電車に乗って山梨県から来たとのことでした。

「山梨からなら新宿の方が便利では?」

と尋ねてみました。

新宿にも、うちのショップはあったのです。

「自由が丘店の雰囲気が好きなんです😀」

と少女の一人が応え、

「そんなこの子が私は好きなんです😀」

ともう一人の少女が言いました。

最初の子は色白で大人しそうで、次の子は日にやけていて活発そうでした。

桃子ちゃんとイチゴちゃんみたいだ、って今そう思いました🐣

時代は変わって、地方に住んでいても通販で、お洋服が、まあまあ便利に買えるようになりました。

でもね、と思います。お洋服は、お小遣いをためたら買えるけど、友情は、気持ちをしっかりためないとなかなか手に入らないよなあ。

自由が丘の町もいいけど、あの二人の住む町も絶対素敵だったんだろうなって思います。

お洋服を好きだっていう気持ちは、どこに住んでいても、女子を励ますパワーになります。きっとなります😀

好きなことに一生懸命になっていたら、素敵な友達も、やっぱりきっとできますよね🐥!

素敵な友達に恵まれた素敵な人なら、素敵な洋服だって似合うはずです。


『下妻物語』は、そんなふうに思わせてくれる、すっごくいい映画でした😀!

DVDを持っているので、特典映像なんかと一緒に、また観てみようかな。

読んでくださってありがとうございます🐣!


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りーこ(と、あひろ)
今後のコーディネートの勉強に有効につかわせていただきます😀!