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カーボンニュートラル実現へ ―貢献が見込める農機のEV 化―

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燃料の燃焼や家畜の消化管内発酵や家畜排泄物の処理など、農業分野では温室効果ガスの排出が意外と多く、日本の総排出量の4%ほどを占めているといわれています。
トラクタやコンバインなどの農業機械も軽油を燃料とするディーゼルエンジンが使われることが多く、排出量を高めている要因にもなっています。

ここでクイズです!

クイズに挑戦!

農林水産省によると、2018年度に農機などから発生したCO2は約1700万トンでした。これは日本の農林業全体の排出量の何分の1に当たるでしょうか?

A. 3分の1
B. 4分の1
C. 5分の1

本記事では農機のEV化についてご紹介します。最後にクイズの正解も発表するので、ぜひ最後までお読みください。

農機のEV化とは


近年、農業分野でもカーボンニュートラルの取り組みが進められてきています。そのうちの一つが「農機のEV化」、つまり「CO2を排出しない電動農機の普及」です。
現段階では電動の農機の実用化には至りませんが、農林水産省が2023年度までを「低負荷な小型農機等の電動化技術の開発・実証」期間と位置付けており、2024年度の実用化・普及に向けて開発支援を行っています。
同時に「高負荷なトラクタ等の大型農機等の電化・水素化等に向けた基盤技術の開発」も2030年度頃まで行われる計画が示されています。

農機のEV化はスムーズに進んでいくのか?


海外では農機のEV化が一歩進んでおり、日本国内の大手企業も2023年末をめどに欧州で電動小型トラクタなどを市場に投入することを表明しています。
このほか、国内の農機大手企業が「自社製品が排出するCO2を2050年までに実質ゼロにする」という目標のもと、2025年までに電動トラクタなどを発売することを発表するなど、農機のEV化への取り組みが確実に進展していることが見てとれます。

一方、農機の電動化には課題もあります。本格的な実用化には電池性能の向上や急速充電器の整備、インフラ整備、そして導入費用や運用ルールなど様々な課題が指摘されているのです。

これらの課題をクリアすることで、将来的には脱炭素だけでなく減少する農業就業人口問題の助けにもなり得るとして、大きな期待が寄せられています。

まとめ

今回は農機のEV化についてご紹介しました。欧州での取り組みを受け、日本でもどのように実用化や普及が進展していくのか、今後に注目したいところですね。

クイズの正解発表💰

それでは正解発表です!

答えは「A. 3分の1」

農機のEV化が実用化されれば、農林業全体で排出されるCO2の多くを削減することにつながります。カーボンニュートラルの実現に大きく貢献するといえるのではないでしょうか。

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【参考サイト】
農林水産省「農林水産省地球温暖化対策計画」
農林水産省 「(参考)各目標の達成に向けた技術の内容」
日本経済新聞 「農機を24年度にも電動化、農水省が工程表 開発を支援」


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