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脱炭素に向けた技術革新!「CO2吸収コンクリート」とは?


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カーボンニュートラル実現のために、CO2の排出を削減するだけではなく、資源として有効活用する取り組みが様々な事業分野で行われています。
その代表的なものの一つがCO2を吸収して作られたコンクリートです。

ここでクイズです!

クイズに挑戦!

CO2を「減らす」だけではなく「資源」としてとらえ、燃料や製品などとして活用することで、その排出を抑える取り組みを何というでしょうか?

A. カーボンリユース
B. カーボンエコロジー
C. カーボンリサイクル

本記事では、CO2吸収コンクリートについてご紹介します。
最後にクイズの正解も発表するので、ぜひ最後までお読みください。

CO2吸収コンクリートとは


コンクリート製造時に重要な役割を果たすセメントは、通常多くのCO2を排出します。

そこで、代替材料として産業副産物を利用し、CO2の排出量を抑えると同時にセメントとCO2を反応させ、コンクリートにCO2を吸収・固定させる「炭酸化」という技術を組み合わせる研究開発が行われてきました。
2011年には、世界で初めてCO2の排出量を削減しつつ、吸収もすることで「実質ゼロ以下」にしたコンクリート「CO2-SUICOM(スイコム)」が鹿島建設株式会社や中国電力株式会社などにより共同開発されました。

海外からの関心も高い


このCO2吸収コンクリートは、すでに国内では歩道と車道の間にある境界ブロックや歩道の舗装ブロックなどで利用され、さらに建築構造物への一部適用も行われています。

今後はさらに固定化させるCO2の量を最大化しつつ、できるだけコストを抑え、いかに普及させていくかが課題とされています。
コンクリートには強度や耐久性も求められるため、さらなる安全性をいかに確保するかという視点も欠かせません。

海外からも熱い視線が注がれており、セメント製造過程で発生するCO2を大気に排出せずにコンクリートに注入しつつ、より強度の高い建材製造技術を持つ海外スタートアップなどで開発も進められています。

まとめ


CO2吸収コンクリートの開発には日本に大きな競争力があるともいわれているため、今後これらの課題を解決しながらどのようにグローバルに展開していくか、注目したいところです。

クイズの正解発表💰

それでは正解発表です!

答えは「C. カーボンリサイクル」

コンクリート分野以外でも様々な分野で「カーボンリサイクル」の技術開発が進められています。カーボンニュートラルの実現はもちろんのこと、経済面においても功績をもたらすのではという期待が寄せられているようですね!

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【参考サイト】
・経済産業省 資源エネルギー庁 
コンクリート・セメントで脱炭素社会を築く!?技術革新で資源もCO2も循環させる

・経済産業省 資源エネルギー庁 
CO2削減の夢の技術!進む『カーボンリサイクル』の開発・実装

・日本政府広報室 「二酸化炭素を吸収するコンクリート

・鹿島建設 
プレスリリース:CO2を強制的に吸収させるコンクリート『CO2-SUICOM』を建築分野で初適用

・Business Insider Japan 
気候変動対策ベンチャー『世界トップ100』に日本企業はゼロ。『コンクリート』『見える化』に巨額投資相次ぐ


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