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第1夜:良い見積りとは?

皆さんこんばんわ。
きゃぷてん中洲です。

誰やねんお前🤔

そんなツッコミが来そうですが、自己紹介はまたいずれ。

とは言え最低限度はやらんといかんので、

名前:きゃぷてん中洲
年齢:50代
性別:おっさん
職業:電気設備業
一人称:おいら

こんな感じでいいですかね?
ま、爺の個人情報なんかどーでもいいでしょ笑

中洲という名称からご想像つくかと思いますが生息地は通称:修羅の国として知られる福岡県。
電気屋と言いつつ諸事情ありまして(いえ、歳で身体ぶっ壊しただけですが……)現場からは上がらせて貰って、現在は事務所で『積算』という業務をやらせて貰ってます。
積算というのは大雑把に言えば見積書を作る仕事です。

この記事を読んでくださってるということは、おそらくあなたは電気工事の見積りについて知りたいことがあったり、困ってることがあるんだと思います。

ここ(note)では、そんなあなたの助けになればいいなーと思いながら、おいらの超絶我流な見積りの手法や考え方をお伝えしていこうと思っております。

最初に申し上げておきますが、見積りに正解はありません。

公共工事の見積りだと所定の作り方(書き方)や決まった率があったりしますが、それでも見積りは作る人によって中身も金額も、本当にビックリするくらいバラバラです笑

それは見積りが文字通り『見て積み上げた数字』だからで、見る人が違えば積み上がった数字が違うのは当たり前だとおいらは思ってます。

とは言え、だからどんな見積りを出しても良いって訳ではありません。(正確に言えば出しても良いんですけどね笑)

そこで、まず『良い見積りとは?』という辺りをおいら的に定義したいと思います。

それはズバリ、

お仕事を受注出来て、尚且つきちんと利益が残る見積り

です。

はい。
抽象的過ぎて何言ってるか分からないですよね?
或いは(多少は見積りの経験がある人は)ナニ綺麗事言ってやがるんだと思われるでしょう笑

ですが、これは一見二律背反(アンビバレント)に見えるけど、すべての見積りを作る人間が肝に銘じておかなくてはならない現実です。

見積書を作る目的は何ですか?

たぶん、世間に出回ってる見積りの手解きにはこう書いてあると思います。

お客にこの商品(電気屋の場合は電気工事)は幾らおカネが掛かりますよ、という大事なことを知らせる為です。
お客はそれを見て買うか買わないかを決めます。

ですが、おいら的には『アホぬかせ』です。

見積書は仕事を取るために存在します。
逆に言えば仕事を取れなかった見積書には一文の価値もありません。
それどころか、見積書を作るのに掛かった人件費の分だけマイナスです。
(勿論、世の中には大人の事情で仕事は取れないと分かっていても出さなきゃならない見積書もありますし、もっと言えば意図的に仕事を断るためのお断り見積りなんてモノもあるんですが、それはさておき笑)

しかし、だからと言って「仕事は取れたけどいざ工事をしてみたら大赤字だった」というのでは会社経営は成り立たないし、何より汗水垂らして現場を納めてくれたスタッフが浮かばれません。

なので、良い見積書には後段の『利益が残る』という条件が付いてきます。

一昔前は「顧客第一主義」だの「損して得取れ」だの起きたまま寝言をこく経営者が沢山居ましたが、ハッキリ言います。

利益の出ない仕事は『悪』です。

なので、良い見積書を作ろうと思えば

・お客が払える額で
・利益がちゃんと出る

という2つのなかなか両立の難しい数字を追い求めることになります。

そして、実際にはそれに他業者との競争が絡んできます。
そうなると、せっかく弾き出した『この金額ならお客の予算内で利益も残る』数字に値引きという要素が入ってきて

どーしたらええねん!
幾らまでは値引きできるんや!

という話になってきます。

その悩みを解決する為のガイドラインの1つが、おいらがやっている積算業務の根幹である『積算原価の算出』です。

このnoteでは、良い見積書を作るために、如何に原価計算をするのか?という話をしていこうと思ってます。
勿論、すべておいらの超絶我流なやり方ですので、積算の仕事をしておられる諸先輩方からしたら『アホぬかせ』という部分も多々あろうかと思います。

ですが、まずは日々の見積り作成に頭を悩ませてる方々の一助になるように出来るだけ分かりやすく、具体的な話が出来ればと思っております。

乞うご期待。

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