4月17日(土)天井抜き
ボリス・ヴィアン全集に似たタイトルの一冊があったけど、ここんとこ約1週間の振り返りを。
選択肢を増やすこと、あるいは減らすことについて、少しだけ考えてました。乱暴に端折って言うと、選択肢を増やしたいなら、選択肢が生まれる世界を可視化するとゆーか取り敢えず「見える状態」にする。選択肢を減らしたいなら、余計な選択肢が湧いてくる世界を強引に「そんなものは無い」ことにしてしまう。と、ここまでまとめてしまうと何のこっちゃですが。
所詮はアナロジーだけど、飲食店でメニューに目を通すあの感じがそうで。メニューに載っているものは、まあ、頼めば出てくるだろうし、載ってないものは_常連客にだけふるまわれる裏メニューなどを除き_頼んでも出てこない。
バリエーションが多すぎて迷う場合は、取り敢えず明らかに今欲しくないものを除外≒最初からないことにしたらいいし、欲しいものが見当たらない場合は、、、選択肢を増やす為の何らかの行動を取れば良い訳で。
このへん、具体的な事例に沿って話さないと訳わからないままなのでほどほどに切り上げますが、少し意外に感じているのは、選択肢を増やすと、気に入らなかった選択肢が自動的に消えていくような感じなので、特にオーバーワークになったりわやくちゃなったりすることもなく、静かに事態は進行するものらしいということ。
まあ、ご自由に、という身も蓋もない話なのですが、普通に「ある」筈の選択肢が、催眠にかかったように「ない」ことになっている状態は好ましくないよな。と改めて思った次第。
Dr.ハインリッヒのお二人が、どこかで「蚤の天井」とか仰ってたことを思い出し、探したら案外すぐ見つかったのでYoutube動画を貼っておきます。
良き選択を!
※写真はいつ撮ったものかよくわかりません。
『ディアロークハインリッヒ9』の42:30あたりで「蚤の天井」というワードが出ていた。話の大筋は41:25あたりから視聴いただくとわかりやすいです。
だいぶ前に書いたものを朗読してみました。「空間の理屈を少し変える」「床と壁の間にもうひとつ余分に直角を」とか書いてたんやと改めて。