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令和四年に、あのラジオ番組の話でも

オープニングトーク

(BGM キスだって左利き/SKE48)


はじまりましたー!

こちらのnoteに読んでくださっている、そこのあなた!
こんばんはー!

本日の「オタクどもの25人」を担当する、りんりん丸と申します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
お知り合いの方はどうもです。初めての方は顔と名前だけでも覚えて帰ってください、まぁ顔は見えませんけど笑笑

まずは軽く私の自己紹介をさせてください。
SKE48との出会いは、元々趣味であるラジオ聴取とラジオ実況が高じて、SKE48が出演するラジオ番組を聴き始めたことから、劇場公演や握手会に通うようになりました。

推しメンはチームSの「なかちゃん」こと、中坂美祐(ナカサカミユ)さんを研究生時代から推してます。
とても可愛らしく利発な子で、常に「どうすればファンの人が笑顔になれるのか?」と考えて行動する姿勢が多くの人に伝わったのか、今ではすっかり特典会で長蛇の列ができる迄の人気者になって、とても嬉しい限りです。

はい、ステマ兼、本編のヒントです笑笑


この度は「栄、覚えていてくれ。」さんが発行された雑誌「かける人」を、クラウドファンディングしたご縁で、こちらのリレー企画に参加させていただけることとなり、身の上に余る重責にブルブルと…ブルブル…ブルブルブルドッグと震えております笑笑
しかし、どこの馬の骨か分からない自分なんかにお声を掛けてくれるなんて、栄さんは余程見る目をお持ちなのか、単なる物好きのどちらでしょう笑笑

「やにラジ」が始まるよ

(BGM オキドキ/SKE48)


さてここからが本題に入りますが、みなさんは令和四年の現在において、SKE48が歌う局のジングルが流れているラジオ局をご存じでしょうか?

(シンキングタイム開始)

【ジングルとは?】
ラジオ番組などでコマーシャルの開始や終了、楽曲・コーナーの切り替わりなど、番組の節目に挿入される短い音楽などの総称。サウンドデザイナーや作曲家により製作され、それらはテレビ番組におけるアイキャッチに相当するものでもある。(Wikipedia先生より引用)

SKE48の番組を例に挙げると、「SKE48の岐阜県だって地元ですっ!」の中で「岐阜の華」こと北野瑠華さんが、「みつばちガール」のアウトロをBGMに「SKE48の岐阜県だって地元ですっ!」と番組タイトルをコールしているのがジングルです。

(シンキングタイム終了)

それでは、答え合わせの時間です。
それはSKE48がお世話になっている東海ラジオでもCBCラジオでもなく、三重県いなべ市にあるコミニティ放送局「いなべエフエム」にて、内山命さん(当時チームKⅡ)と竹内舞さん(当時チームS)と井田玲音名さん(チームE)の3人によるオリジナルのジングルが使われてます。

(平日の午前中~お昼頃に聴くと、よく流れているかも?)

ちなみにいなべ市の場所を説明すると、三重県の北東部にある岐阜県と滋賀県との県境にある、鈴鹿山脈をはじめとした山々に囲まれており、緑と水に恵まれた自然豊かな街で、梅の観光名所としても知られてます。

SKE48のお膝元である名古屋からは、車なら高速道路を使えば1時間以内に行けるアクセス良好な場所にありますが…

冬場は東海地方とは信じられない程の豪雪に見舞われることも笑笑

こちらはいなべエフエムがある北勢市民会館の階段なのですが、もはや階段の面影はなく坂になってます笑笑
2つ目のツイートにある「パロ」とは、やにラジの番組プロデューサー兼ディレクターの「パロさん」、通称「パロデューサー」さんです。(パロさんについては後述します。)


いなべエフエムは2014年に開局し、その翌年の2015年に当時の三重県出身メンバーである内山さん、竹内さん、井田さんが、「いなべエフエムPR大使」に就任し、さらに翌年の2016年に三重県メンバー3人によるSKE48の冠ラジオ番組がスタートします。

その番組が、今まで自分が聴いてきた番組の中において
ベスト・オブ・ベスト SKE48ラジオ」である

「SKE48 みこってぃ まいまい れおな のラジオの時間やに!」

(通称「やにラジ」)です。

この番組の何が凄いかと言うと、都市圏の大きな放送局と比べると様々な制約があるコミニティFMならでは小回りの利き具合で、他の番組にはマネが出来ないような輝きを発していることです。(前述の局ジングルもその一つです。)

「やにラジ」のここが凄い

「やにラジ」の、ここが凄い①


「とにかく自由で、楽屋さながらのユルいトーク!」


「やにラジ」は毎週土曜日の18時から18時30分に放送されていた「30分番組」なのですが、およそ30分番組とは思えないペラペラの台本はまさにエコの極み笑笑
それもその筈で番組構成はフリートークの比重が多く、ラジオ番組の定番とも言えるテーマトークやお便り紹介や、地元情報を発信するコーナーがあるものの、基本的には3人が自由気ままに好き勝手に会話をしているだけの30分笑笑

当時20歳を迎えたばかりの内山さんは、大好きな「お酒が入っているのか?」と錯覚するくらいにハイテンションで自由奔放な発言を連発し、公演MCでの仕切りの上手さに定評がある竹内さんは、「美少女戦士」のイケイケキャラで時には悪ノリを交えながらを番組をグイグイと仕切り、最年少の井田さんは番組スタート当初では先輩2人の暴走に振り回される常識人ポジション、やがて番組内で「れお様」呼びが定着することによって、後に井田さんの魅力の一つであるセクシーさを開眼していきます。

この自由極まりない無秩序状態を出演メンバーさんは「この番組は他の番組違って、楽屋でのトークのノリで話している」と公言するほどです。
それでもキッチリと番組として成り立っていることについては、当時の在籍メンバーの中でも屈指のMC巧者である、内山さんと竹内さんを配した座組だからこそ成立している部分が多いかと思います。そんな2人を近くから見ていた井田さんが、今では様々な場所で安定したトーク力を見せつけているのも、さもありなんと言ったところです。

そんな「やにラジ」の特色である、自由気ままさが溢れた画像がこちら。
2016年にイオンモール東員町店で開催された、公開録音イベント中(!)に竹内さんが撮影した、井田さんのサービスショットです。
竹内さんの無茶振りに対して、悩ましげな表情でセクシーポーズを披露する、れお様当時17歳笑笑
この時点で「虎飼い玲音名」の片鱗が垣間見えます笑笑


「やにラジ」の、ここが凄い②


「豪華おまけつきの再放送!!」

「やにラジ」は毎週土曜日の18時から18時30分に放送されていた「30分番組」で、いなべFMの電波が届く地域内ならリアルラジオで、インターネットのサイマルラジオを使えば世界中どこからでも聴けます。
ちなみにいなべFMはコミニュティー局なのでradikoでは聴くことが出来ず、コミュニティー曲の番組はradikoプレミアムのタイムフリーのように後日聴く機能はありません。つまり録音をしていなければ「聴き逃したらおしまい」ということです。

そこで「土曜日の夕方は用事があるから聞けないよ~」と嘆くリスナーのために、番組スタッフさんは一計を講じます。

それが、土曜日に本放送された番組を翌週金曜日の24時から「60分番組」の「特別番外放送」として再放送することです。金曜日の深夜帯なら少し夜更かしをすれば聴けるので、とてもありがたいですね。

はい!ここである疑問を持ったそこあなた、とても鋭いです笑笑
本放送では30分なのに、どうして再放送は60分なの?
「番外」って何?
その答えにも番組スタッフさんからの、心憎い気配りがありました。

再放送の番組構成を順に説明すると
放送開始から30分は、本放送をそのままオンエア。

そしてここから再放送限定のオリジナルコンテンツがスタートします。
まず30分~40分頃は「三重美まみれの井戸端トーク、プチラジやにトーク!」と称した、アフタートークが始まります。(目玉その①)

アフタートークは本編収録の終了直後からカット無しでトークが続きが始まり、本編では語り切れなかった話や紹介できなかったメール紹介などが、本編以上にダラっとしたテンションで心地よく繰り広げられ、さながら出演者達による楽屋での会話を聞いている気分に浸れて得した気持ちになります。

そして40分頃~番組終了までは、番組プロデューサーのパロさんによるSKE48楽曲のノンストップリミックスメドレータイムが始まります。(目玉その②)

さながらプロのDJを彷彿させる選曲の妙と見事な繋ぎで構成されたメドレーは、普通にクラブで流れていても遜色が無いほど程の出来栄えで、更に放送毎に選曲される曲には「ある共通点」があり、その共通点を予想することも再放送を聴く楽しみのひとつで、鎌田菜月さんがゲスト出演した回に、曲のタイトルが「か・ま・た・な・つ・き」で始まる曲によるメドレーという大技には番組タイムラインが拍手喝采に包まれてました笑笑

ちなみに、なぜパロさんが玄人はだしなメドレーを作れるのかと言うと、実は当時のパロさんは番組プロデューサーとプロミュージシャンの二足の草鞋を履いており、愛知県を拠点に活躍しているハローモンテスキュー(通称ハロモン)という4人組のバンドでドラムを担当していたからです。

地元のライブハウスで開催されたハロモンのライブポスター
写真の左端に腕組みをしている人がパロさんです
見た目はいかつくて「いかにもドラマー」という印象ですが
実に腰の低い方です(笑)

こちらは当時の代表曲である「ハローハロー」です。
青春時代の甘酸っぱい繊細な心情を歌い上げた、素敵な曲です。

こちらはライブの物販で購入した「ハローハロー」のサイン入りCD
ジャケットもい感じです
右下のサインがパロさんのサインになります

また「やにラジ」のご縁がきっかけで、SKE48の卒業後の竹内舞さんとハロモンによるライブでのコラボが実現しました。(2枚目の画像でダブルピースをしているのがパロさんです笑笑)

「やにラジ」の、ここが凄い③


「やっぱり地域密着!!!」

地域密着が売りのコミュニティーFMなので、当然地元の情報も発信します。
地元産の食材や地元グルメを紹介する試食コーナー「いなべの差し入れやに~」は、毎回内山さんが食べ物があまりにも美味しくて番組の進行をきたす流れが定番となっており、番組収録の合間の休憩時間にメンバーさん達が紹介されたお店を利用したことも。

番組で紹介された地元グルメを野菜やお肉に料理にスイーツ等々と多岐に渡りますが、厳選して紹介します。
ツイートにレギュラーメンバー以外のメンバーが写っているのは、月替わりでゲストメンバーとして出演しているからです。


こちらのツイートで紹介されている「やにラジ丼」とは、地元の中華料理屋さんと番組とのコラボメニューです。

オタクゆえに笑笑

ちなみにやにラジ丼の食材は、レギュラー3人の誕生日企画で取り上げられた
みこってぃ → さくらポーク(好物)
まいまい → ミルキークイーン(名前の「舞(まい)」と音が同じ「米(まい)」つながり)
れお様 → イクラ(好物)
が使われています。

変わり種では地元の酒造と三重大学の学生のコラボによる、純米大吟醸梅酒「紅翠(こうすい)」も紹介されました。

番組内で紹介されたグルメや食材が、いわゆる一般的な地元名物ではなく、地域に根差した人やお店が携わった物なのは、地元に密着していることを表してますね。
なお、グルメ以外に催し物を扱うこともあり、中には地元の草野球リーグに所属する方をゲストに招いて草野球リーグの開幕を紹介するという超ニッチな回もありました笑笑

「やにラジ」の、ここが凄い④


「ゲストもいるよ!!!!」

他の冠番組でもレギュラー出演者のメンバーがゲスト出演することは普通にありますが、やにラジは収録日にスケジュールが空いているメンバーの中から、内山さんと竹内さんと井田さんが番組に呼びたいメンバーに選ぶというメンバー主体(丸投げ)な方法でゲストを呼んでいます。
故にレギュラーメンバーと仲の良いメンバーのこともちろんの、そうでなさそうなメンバーがゲストの回では、ゲストメンバーとの意外な接点や、ゲストメンバーへの知られざる印象が語られることで、グループ内の人間関係が浮き彫りになることも多々あります。

なお、番組内で2回ゲスト出演を果たしたメンバーは2人おり

まずは命さん大好き、犬塚あさなさん。
背景の紫陽花と傘が季節を感じます。
2回目の出演が卒業発表後だったこともあり、結構ぶっちゃけたトークが繰り広げられました。

そしてもう一人は自ら出演を直訴した「社員Sさん」こと竹内彩姫さん。
この時の回は運よく現場で見届けることができましたが、Sさんの所作を見て「そりゃぁ、この子は売れる子だなぁ」と勝手に納得してました。

ちなみに1枚目の画像は、ゲストメンバーがポスターにサインを書く恒例行事の姿です。

こちらがいなべエフエムに飾られているポスター
過去に出演したメンバーのサインが大きいせいで
Sさんのサインがミニマムサイズに笑笑


「やにラジ」の、ここが凄い⑤


「観覧自由!!!!!」

はい、読んで字のごとくです笑笑
いなべエフエムがある北勢市民会館は誰でも自由に入れる施設なので、フラっと寄って番組収録が行われていたら、その様子をスタジオの外から見物することができます。
ただし、あくまで「収録現場を見学する」という体なので、収録中のメンバーの妨げになる行為は厳禁です。

スタジオの外観はこんな感じ
画像は拾い物です
窓の下に「いきなりパンチライン」と「革命の丘」のサイン入りポスターが貼られています
ポスターの右側にあるのは下駄箱で、スタジオ内は土足厳禁です

実際にフラっと寄って収録現場に遭遇する確率はかなり低く、公開録音イベントでは無いので、公式スケジュールに収録日は記載されてません(当たり前笑笑)

そこで、どうしても収録現場を見たいと思った当時の自分がどうしていたかと言うと、公式スケジュールの公演日程とにらめっこをして収録日をヤマを貼り、その日に北勢市民会館に赴くという「捜査は脚で稼げ」を地で行くようなことをやってました笑笑
見事予想が当たれば、至近距離でメンバーが見れる至高の時間が過ごせて、予想が外れても番組で紹介されたお店に行くという一挙両得スタイル笑笑

ちなみに自分が収録現場を見れた回数は片手で数えれる位ではありますが、直接現場を見て驚いたことは、30分番組をほぼ30分で収録する所謂「撮って出し」方式で製作されていたことで、番組の持つ生放送っぽい臨場感が積み出される所以を知ることができました。
また、かなりの至近距離でトークをするメンバーの姿が見れたことはもちろん、ラジオ番組が作られる過程を至近距離から体感できたことは、今でも良い思い出です。

エンディングトーク

(BGM SKE48/前のめり)

思い出のラジオ番組について色々と書き連ねてきましたが、そろそろ自分のライフポイントが0に近づきつつあるので、広げた風呂敷をたたむことにします。
「やにラジ」のその後ですが、2017年の5月に竹内さんがSKE48を卒業されてからは、内山さんと井田さんペアによる「SKE48 みこってぃ れおなのラジオの時間やに!」に番組タイトルを改めた後に、2019年5月の内山さんのSKE48を卒業と共に番組は約3年半の歴史を終了します。
番組は終わりましたが、SKE48の拠点である名古屋以外の地方局、しかもコミュニティ局が製作した番組が多くのリスナーに愛されたという歴史は、今も放送されている地方局が制作するSKE48の冠ラジオ番組である「さとかほLAB」や「はたごん&まりかの じょんならんラジオ」に繋がっていると思います。

最後に内山命さんがセレッソガールとして表舞台に復帰したことを機に、いつか竹内舞さんと井田玲音名さんとの3人で「やにラジ同窓会」の放送が実現することを願ってお別れとさせていただきます。

ここまでのお相手は、りんりん丸でした!

ばいば~い!!!
ばいBee~いなBee~三重Bee~

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