
富津市 整備が進む天神山城跡を歩く
はじめに
自分は城に詳しくないので、遺構の詳細な説明は他のブログとか見るのがおすすめ。あくまで現況確認程度で見てもらえたら幸い。
2023年に歩けるように整備が進んだそうで、それ以前の記事やGoogleマップ投稿と比べるとだいぶ雰囲気が違う。
入り口
城址がある山の麓に住宅地が造成されており、その一角に有志が建てた手作りの道しるべがある。


登るとすぐ竹の杖がある。ありがたく使わせてもらう。

杖置き場の向かいに謎のプレハブがある。

プレハブを横目に尾根筋を直登。雰囲気は売津の妙見神社参道に近い。

尾根から下を覗き込むと切り立った崖が見える。

ピークに到達。広いスペースがある。

本格的な城址
堀切と呼ばれる防衛施設。横たわっていた大量の倒木を全部取り除いた痕跡がある。

虎ロープと土嚢で足場を造成してある。

降りたところにある一枚岩。これも堀切らしい。房州の古道でよく見る切通とは違った迫力がある。

切通しのそばにあったテープ。この奥にテープが見当たらなかったのでここで終わりかと思ったが、後で調べたらさらに進むと石垣や石祠などがあるらしいことがわかった。

石の橋?
行きで見逃していた施設。橋ではないかなどと推測されている。これは上から撮ったもの。

横からだと橋っぽさが明瞭。

湊川と東京湾を一望できる。

謎の古道
尾根伝いにピークへ登る途中にあった浅い古道が気になったので行ってみた。ブログなど見ても城址探索者はあまり注目していないようだった。

程なくして平らな場所が現れる。杉を植林するとき斜面を均すのを房総の山林でよく見かけるが、ここは雑木林なのでそうではなさそう。これも曲輪?

平場をさらに進むと謎の穴がある。こういう山の中に突如現れる謎穴は、富津市でたまに見ることがある。

縦に長い深い穴のようだ。近づいて足場が崩落したとき這い上がれる保証がないため近づくのは躊躇われた。

穴は90度折れて平場の下の斜面へ続いていた。

プレハブの平場
杖を返してプレハブに近づいてみる。

大きめの平場の奥に立て看板があった。ここに社有の保養所でも建てようとしたのかもしれない。

行った日:2024-12-22