旅の思い出ドリアンのすすめ
今週丸山ゴンザレスさんがYouTube LIVEをやっていた。そこで旅の思い出について話していた。主に東南アジア、南アジアについての話題だった。LIVE中楽しそうにゴンザレスさん含む3人で思い出を振り返っていた。そんな中そういえば私も東南アジアを代表するタイに行ったことがある。そこで今回旅の中で印象的だった数ある中の1つドリアンの思い出について書きたいと思う。
タイへ出発
タイは私の海外旅行初めての国。そもそもなぜタイに行こうと思ったのかと言うと「勢い」であった。20代前半のなんでもできるエネルギーに溢れていた私は「映画,洋ゲー」の影響で南国リゾートに憧れていた。アロハシャツにタバコor葉巻を咥え繁華街で酒を飲んで何か上手いセリフを決めて銃撃戦。
そんな妄想を現実にしたかった。※銃撃戦はしてません。
タイに行くことは決まったが次はどの町に行けばいいか決めてなかった。
あるバーでイケイケなお兄さんと海外話になりタイ旅行のプラン、イメージについて話した。するとお兄さんから「プーケットがいいよ」と言われそこでプーケットに決めた。翌日チケットを取得し、一週間後ぐらいに出国した。行きの飛行機で東南アジア上空を通過中泥で濁ったメコン川を見下ろし「デカいなぁ…」と感じ、これから人生を変える運命的な出会いをすると思ってもみなかった。
ドリアンとの出会い
プーケットの到着後いろいろ観光地を巡り、ビーチのホテル街に宿泊することにした。ロシア人がやたら多いホテルでロシア語が飛び交っていたのを覚えている。昼間はビーチで日光浴、海水浴を楽しみ、夕食にトムヤムクンを食べてタイガービールで締めた。そして夜、エネルギーに溢れた私はホテルを飛び出した。繁華街が私を呼んでいたからだ。アロハシャツでタバコを咥えてカッコいいバーでウィスキーロックを楽しんだ。夢が叶った瞬間だ。
なんやかんや楽しみ終えて夢も叶え気分はルンルン*野良犬はしょぼんとしている中あるフルーツ屋を見つけた。中に誰もいない…。それでも好奇心でフルーツを見ているとドリアンがポツンと1個置いてあった。「欲しい!!」今思えば若さは怖い。買おうとするも店員がいない。ただ自分の後ろにウエストポーチした半袖短パンの人がなぜかいるだけ。キョロキョロしながら店員を探していると後ろの短パンの人が一言「to buy?」。もちろん「yes」と回答。ドリアン1個丸々欲しいと伝えると「Not for sale.」とのこと。1パックで売っているやつを買ってくれとのこと。どうやら1個置いてあったドリアンは見世物だったらしい。なにより驚いたのはいつの間にか後ろにた人が店員だったことだ。
*野良犬 旅行当時プーケットは肥満でしょんぼりした野良犬が多かった。
ドリアンとは
栄養満点の東南アジアを代表するフルーツ。数種類のトロピカルフルーツをミックスした様な濃厚な味。フルーツであの味を表現できるのはドリアンだけだと思う。唯一無二のフルーツ。ただ臭い。「産業ガス」のニオイともい言われる。平たく言うと夏に生ごみを外に放置して放たれるニオイ。
ドリアンを食らう
1パック(5/1)ぐらいのドリアンを購入。ホテルで食べようと思いホテルに戻った。エレベーターに乗り前を見ると「ドリアン持ち込み禁止」の警告が目に入った。違反したら罰金。私は急いでエレベーターを降りてビーチへ向かった。ここなら臭くても大丈夫だろうと。安全策としてそれなりにホテル街から離れたビーチの真ん中でドリアンを食すことにした。後ろでロシア人DJがズンズンダンスミュージックを流しパーティーする中私はポツンと距離のある所で心地よい潮風に当たりながらドリアンを口に運んだ。産業ガスが鼻から抜けて「クサッ!!」とはなったが口の中に濃厚なフルーツの味が広がった。「おいしい!!」もうこの言葉に尽きる。あまりのおいしさに臭かったが
ドリアンはあっと言う間になくなった。今思うとドリアン1個で売ってくれなくてよかった。多分食べきれないし、カリウム多いから間違いなく下痢してた。
まとめ
行動すれば夢は叶う。新しい出会いと感動を見つけたり、体験できたりする。だから思い立ったら行動してみよう。そしてドリアンはおいしい。食べる機会があったら是非食べてもらいたい。臭いのを我慢すればきっと感動する味だから。