FXトレードで利確の指値はこう決める！〜FXデイトレ実践あり〜

FXトレードで利益確定の指値注文を入れるとします。

指値の価格はどこに置きますか？その根拠は何ですか？

指値注文は当然ながら、その価格に達しないと執行されません。そのまま反転し含み損に、という経験をした人は少なくないでしょう。それなら「逆指値」で利確決済の注文を入れればよい、という話です。

逆指値で利確できるということは、現時点で含み益になっているのが前提です。つまり最終的に損失になることはありません。メンタル的にも平穏を保てます。

理論の説明はいくらでもできますが、実践例が伴っていないと説得力がありません。おそらくChatGPTの登場により、FXトレード経験のない人によるコピーコンテンツが溢れかえることになるのでしょう。

ということで実際にどのように注文を入れるのかを見ていきます。

たとえばここに「BTC/JPY」の1分足があります。

直近の高値と安値に線を引いています。まず今後の動きですが、当然ながらこの線のいずれかは突破するだろうということは誰でもわかると思います。この範囲内でいつまでも上下動を繰り返すことはないからです。

次にその意味を考えます。現在はこの範囲内でこまかく動いていますが、これはトレーダーがどちらに動くのか決めかねている状態です。つまり、このいずれかを突破すればそのあとはその動きが少なくともある程度は続くであろうことは予想できます。

しかしそれがいつまで続くのかはわかりません。ここでチャートを分析して目標価格というものを設定するやり方もあるのでしょうが、私としては先に説明したように、そのようなものは当てにしていません。

下に抜けたので、とりあえずここでショートポジションを建ててみます。

次にチャートで直近の高値に線を引きます。

そしてこのように注文を出しておきます。

スプレッドはこのようになっています。

これだけを見るとわかりませんが、スプレッドはかなり大きく変動しているので、少し広めに考えて買い注文を出しておくことにします。

ショートポジションを決済するための目標価格は設定できませんが、少なくともこの高値を超えたら上昇するだろうとの予測はできます。つまり、ショートポジションはこの高値超えで切るべきだと判断できます。

下げたあとにこまかな動きに入りました。ここでさらに下に行くのか、あるいは反転上昇するのか判断を決めかねている状態です。

ここでふたつの選択肢があります。この線を引いた安値を割り込んだところでショートポジションを利確し、さらに新規のショートポジションを建てるか、あるいは追加の売り注文のみを出しておくかということです。

同時にこの直近の高値も買いのタイミングとし、そこでショートポジションは切るように逆指値の注文を入れておきます。

安値を割り込んでさらに下がっています。

ここでは追加のショートポジションを建てました。直近の高値を超えたらショートポジションは切ってロングポジションに切り替えます。

このように「どこまで下がるか」というショートポジションの目標価格は設定できませんが、「このラインは割り込む」という線を入れることはできます。つまり「ここまで到達する」価格ではなく「ここを割り込む」という価格は設定できるということです。

逆に「ここを抜ければ上がる」という価格も設定できるので、この2つの価格を使えば決済するタイミングを明確に設定できることがわかります。

その後はこのように下げたあと一旦止まっています。ショートポジションを決済するのはこの安値を下回った時か、あるいは直近の高値を超えた時かのいずれかに設定できます。

とりあえずこれ以上は時間をとれないので利確決済しましたが、トレードを続けるのであればそののうに明確に価格を設定しながら「玉の操作」というものをすればよいと思います。

ちなみにこのFXトレードはレバレッジ1,000倍で行っています。0.01ロットのポジションには90円の証拠金が必要です。これを資金の1％とすると、運用資金は9,000円で今回の利益は258円なので、今回の利益率は「258÷9000×100＝2.86(%)」となります。

BTC/JPYは土日もトレードできるので、仮に月に25日で1日に今回くらいの利益を出すとすれば、これだけでも月利は71.6%になります。それほど大きな値幅の目標利益を狙う必要はありません、

こちらのトレード実績もご覧ください。

もちろんこのままルールどおりにトレードすることが可能な形になっています。運用履歴に関してはこのnoteで公開していますが、今後の利益を保証するものではありません。

このFXトレードルールは相場の動きを分析したり予想したりするものではありません。その意味では自分なりのあらたなトレード手法を考えるのに役立つものだと思います。