知識の習得をせずに欲することがギャンブル依存につながる
ギャンブル依存になるのが怖いからカジノやスポーツベットなどのギャンブルには目を向けないでおこう、というのは正しい判断ではないと思います。原因はギャンブルに関する「知識を習得するための勉強をしない」ことにあります。
こちらに記載しているように、数字を使って正しく認識することが大切です。
そもそも、誰もがギャンブルになりうることには興味を持っています。たとえばスマホゲームのガチャは、その市場規模とメーカーの収益から多くの人が行なっていることがわかります。ガチャもギャンブル的要素の詰まったものです。FXトレードや株式売買もギャンブル的に行う人が少なくありません。
宝くじを当てようという考えもギャンブル的なものだと言えるでしょう。しかし確率には目を向けずに誰もが安易に当てる方法を考えようとします。
あるいは夢と希望だけを頼りに会社を辞めてフリーランスになるのも、立派なギャンブル行為だと言ってよいでしょう。成功した人は脚光を浴びますが、その他大勢の失敗した人には誰もが目を向けないようにしているのではないでしょうか。
このように誰もが身近にギャンブル的なものがあるにも関わらず、ギャンブルに関する知識を持っていないから依存症につながる可能性があるのだと考えます。欲だけが先行して知識の習得を軽視しているのがギャンブル依存につながる原因です。
ギャンブル依存になるのは報酬を得ることで生じる快感が原因ですが、そもそもその報酬が得られるのはどの程度の確率なのかをきちんと理解しておけば、無意味にお金を投じることはなくなります。
しかし普段から確率などといったことを意識しない人が多いことは、「当たりが出る」と注目される宝くじ売り場に行列をつくる人が多いことなどからも明らかです。
あるいは馬券を買うことがエンタメ化されていることも危惧されます。予想をするだけならよいのですが、その予想を根拠に馬券を買うことはギャンブル行為そのものです。本当に当たり馬券を購入したいと思うのであれば、予想せずに確率を活用した「購入方法」を考えればよいはずです。
ギャンブル依存を避けるためには知識が必要です。「臭いものには蓋をしろ」的な安易な発想ではギャンブル依存を避けることは難しいと考えます。なぜなら、ギャンブル的要素のあるものは日常のいたるところにあるからです。それを意識せず知識も得ないことが大きな問題だと思います。
ギャンブル的なものは身近にありますし、それ自体を「悪」だとすることには意味がありません。ギャンブルに目を向けることなく知識を得ないことが問題なのです。
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