On callの1日
こんにちは。
私は今麻酔科をローテしています。
突然ですが、オンコールという制度をご存じでしょうか。
医療職ではよく使われる言葉ですが、一般には馴染みがないかもしれません。
オンコールは平日夜間や土日祝日などに、普段の業務に加えて交代で担当します。
一般的に、オンコール業務は体力的にも精神的にも大変なことが多いです。
担当している患者さんの急変時や、救急車で新しい患者さんが来る!となったら仕事に行かないといけないため、日中はもちろん、夜もなかなか落ち着かず熟睡できません。
いつ電話で呼び出されるかわからないですし。
また、オンコール帯は日勤帯と違いスタッフも限られていますので、急変時やトラブルが生じた際も少ない人数で対応しなければなりません。
さて、麻酔科のオンコールはというと、
緊急で手術が必要となった場合に、手術の麻酔を上級医と一緒になって対応します。
緊急手術とは、例えば、救急車で運ばれてきた重症な人だったり、入院中の患者さんの容体が急変して、手術しかでしか回復が見込めない時などに行われます。
こういった場合に、オンコールの研修医は、手術中に使う薬の調整や呼吸器の設定などの準備をして、上級医と一緒に手術に立ち合い、麻酔を行います。
しかし、最近麻酔科のオンコールはあまり呼ばれることがありません。
どうしてでしょうか?
それは手術の件数が減っているからです。
コロナの影響で外科医もコロナに罹ったり、家族の濃厚接触などで人手不足であること、救急で運ばれてくる患者に占めるコロナ患者の割合が依然として高く、本当だったら手術が必要な人が運ばれてこないこと、などが挙げられます。
このご時世で、救急現場などで働く激務な医者と、患者が減っている暇な医者の二極化が進んでいるようです。
私も麻酔科で、比較的暇なオンコールを過ごしています。
暇なら暇で、たくさん勉強することが山積みですが🔥
オンコールでどこにも遊びに行けない制約があるぶん、最大限その制約を活かして積読を解消してやろう、と意気込んで今は23時、1日が終わろうとしています。
意外と読書捗らなかったなあ、なんて思いつつ
自分へのハードルは低くしておいた方が幸福度が高まるということを思い出して、一歩でも成長できるよう勉強していた自分を褒めようと思います笑
結局手術はなく呼ばれずに終わりそうなので、こうしてnoteを書いておりました。
継続は力なり。今後もnote続けていこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます🙏
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