キャップ投げに興味を持ってもらうには

キャップ投げに関して関心を持ってもらうにはというのを、ここ2年界隈の流れを見てきた経験とキャップ投げWikiのデータから語ろうと思います。

なお、この記事に関してはデータを語る部分が長く、やや長文となります。ご了承ください。

2020年現在、キャップ投げ人口の多くは中学生~大学生です。キャップ投げWikiのアクセス数(一般的にはほぼ非公開)を見ると、チーム一覧の記事に関しては大学のページへのアクセスが一番多い。

これはおそらく、高校生が大学になってもキャップ投げ続けたい、という層や、大学生のキャップ投げ活動が活発である証拠だと思います。

続いて多いのは一般のページで、元々は全てのチームを乗せていたがチーム数が多くなったので社会人や混合、連合チームを残して高校や大学のチームを分離した。そのため、連合チームを見る人が過半数だと思います。

ちなみに、分離の基準は「学校の部活・サークル」か否かで分けてある。

高校もチームが多いので分けられているが、大学チーム一覧の4分の1と、あまり見られていない。おそらく高校に関しては「入ってからチーム作ろう」という考えの人が多いんだと思います。

したがって、中学~高校でキャップ投げを始めて大学はキャップができる大学を選ぶという流れが出来ているようです。(推測でしかないので当てになりませんが)

他にも、キャップの投げ方を筆頭にキャップ野球のルールや投球フォーム等の基礎的な記事が続き、大会の記事やサイトの説明記事等、詳細まで踏み込んだ記事はゼロではないもののそこまで見られていないようです。

これを踏まえると、キャップ投げWikiはライト層中心のピラミッド型の形になっているようです。

元々、2018年まではTwitter以外ではキャップ投げの紹介記事とYoutube上のキャップ投げの動画しかなかった状況だったのですが、その状況を見て「キャップ投げを分かりやすくまとめたWikiでもあったらな」ということもあって、今のキャップ投げWikiが誕生しました。

その後、キャップ野球Wikiやキャップ野球情報局等の派生サイトや、各キャップ投げサークルのサイト、ふたらぼに代表されるブログサイト、さらには関東キャップリーグの開幕など、キャップ投げの世界は広まりました。

キャップ野球情報局に関しては、コアな情報が多く、中には選手名鑑と言えるページもあり、キャッパーにとって楽しいサイトです。

ふたらぼに関しても、上級テクニックや楽しいキャップの投げ方等、こちらもキャッパーならさらに深く知れるサイトになっています。

が、その「キャッパー」になって楽しむための土壌というのがキャップ投げWikiだと思います。

いわばオタクの世界のような話で、オタクにいきなりなってディープな話をするのは難しいけどにわかでもファンになってそこから少しづつハマらせた方が長続きすることが多い気がします。

これをキャップ投げに当てはめると、いきなりキャップの配球とか面下でフックリリースだとか言われても分からないことが多いから、まず投げる楽しさを知って、キャップ野球をやらせてみるという流れがあった方がとっつきやすいと思います。

そう考えると、まず「投げる楽しさ」ということに関しては数あるキャップ投げ動画で十分伝えられていると思います。もう少し踏み込むと、キャップ野球以外の「キャップを投げる楽しさ」に特化したバラエティー動画があっても面白いと思います。

ふたらぼとか読んでいると、特にキャップ投げを盛り上げるためのことが書いてあり、ためになります。

また、キャップ投げ体験会みたいなものを開くのもいいと思います。キャップ投げにまず触れて面白いと思ってくれるようにまずは投げてもらうことから始めるのもいいと思います。

興味をもって貰うには、「キャップ投げの試合を公開試合」にするという案があります。昔、それも大正や昭和初期のプロ野球は今でいうサーカスのようにあちこちに見せるためだけに試合をして観客を呼びました。キャップ投げを動画ではなく実際に見せる機会があっても良いはずです。

続いて、キャップ野球チームに入るというプロセスなのですが、今までの例を挙げると「中学高校で始めるパターンが多い」「大学が一番活発」となっていますがそう分析してみるとやはり多少ズレていると思います。

そう思うと、まず、中学や高校、そして大学、社会人など、それぞれの区分で統一した組織が欲しいです。野球みたいに別々にしても、サッカーみたいにすべて統一しても良いですが、少なくともそれぞれの区分で大会が開けるような組織になって欲しいです。もちろん、区分をまたいだ試合や練習なども今まで通りあった方が良いと思います。

続いて、区分の外、学生から社会人までの混合のチームもあった方が良いと思います。やはり普及途上の競技だからこそ、人数が少ない地域ではとくに必要だと思います。

他にもありますがここから先は過去に語った流れと同じになりそうなので省きます。

最後に、一部で言われている「キャップ投げがプロになったら」に関して少し語らせてください。

キャップ投げを人気にするためにプロにするにしても、キャップ投げの最高峰としてプロにするにしても良いのですが、キャップ投げを広めるためにもあるべきだと思います。プロに限らず、スポーツというのは夢を与えるものです。だからキャップ投げのプロ化は手段の一つであり、ゴールではありません。キャップ投げを見せて楽しんでもらうことが普及への一番近道だと思っています。

なお今回の記事(もう一方の記事含む)からはキャップ野球情報局に載ってないのでおそらく見つけにくいかも。(中の人の晒しはNGですが単なる記事の拡散はOKです。)

データ提供:キャップ投げWiki

#キャップ投げ #キャップ野球

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