FOOD On The Road note 86
3年持ってたフードトラックを売ることにした。理由はいろいろあるが、実際にやってみて、自分に向いてないことがよくわかったというのが一番大きい。気がついてよかった。笑
ここまで手放すのをためらった理由を考えてみると、やっぱりフードトラックのカルチャー自体はすごく好きで、自分で現場に立つのは向いてないけど、関わり方を変えて、これからも付き合っていきたい業界なのだ。
その第一歩として、今、チャノマハウスに、毎週金曜日、LAのフードトラックの火付け役とも言える韓国BBQタコスのKOGIを呼んでる。さすがTwitterを駆使して、最初のブームを起こしただけあって、うちに来た初日から、行列が出来た。その後も、口コミやソーシャルメディアを通じて、徐々に常連客が増え続けている。
この間、日本に久しぶりに帰って、福岡と東京で飲食店を経営している親戚に会ったのだが、驚いたのは、「フードトラック」という言葉自体を知らなかったことだ。日本では、移動屋台というのはあるけれど、アメリカのように、トラックの中にフルキッチンがある規模のものはないので、想像もつかないと親戚は言ってた。
「そうかぁ、フードトラックって言っても通じないんだ」
実は、アメリカでフードトラックがブームになる前から、日本の移動屋台にも興味があって、名古屋で移動屋台をやってた友人のところに、時々手伝いにいったり、話を聞きに行ったりしてた。この間、その彼がフードトラックの映画を見たと言って、いろいろと質問してきた。
これからもっと日本のトラック、増えてほしいなあ。そのためにも、もっとフードトラックのことを伝えたい。ただいま、取材のカメラマン募集中!