1000万馬券とギャンボーですべてを失った男達の話。
カポ峯だ。
儲かってるか?
俺はというと最近は競馬が絶好調。
7/11
7/12
7/13
というような感じで7/11~14の4日間で約2000万の勝利。
当然すべてスカーフェイスグループで先出し予想したものだから会員達もウハウハだろうな。
ディスコード内の歓喜の声を見てくれ。
今期は無料お試し期間中だから会員数も多くて乗ってる奴らも多い中、こういう結果を出せて俺も嬉しいぜ。
現在約1500人の会員がいるんだが、流石にこの人数だとプレッシャーもかなり大きなものがある。
考えてもみろ、1500人だぜ?
その中には少ない小遣いを増やそうとしている奴ら、アルバイトで必死に働いて手に入れた金をなんとか倍にしたいなんて連中も混じっているわけだから責任重大だ。
お前らが逆の立場だったらこのプレッシャーに耐えられるか?
心の弱い奴だとテメエのスタイルを崩して無難な予想をしてみたり、悩みすぎるが故に空回りしちまったりと割とテメエのスタイルじゃいられなくなるもんなんだよな。
まあ俺クラスになるとそのプレッシャーを逆に生かすくらいの感じなんだけどな。
さて、今回このnoteを書いたのは決して馬券自慢の為じゃないんだ。
むしろ注意喚起に等しい。
ギャンボーで夢を見ることは決して悪いことではない。
だが使っちゃいけねえ金に手を出してまでやるものではない。
今回俺の馬券を見て射幸心を煽られちまった奴らの暴走を止めるためにこのnoteを書いた次第だ。
一応俺はギャンボーのサロンを運営している身ではあるが、だからこそテメエの身の丈に合ったギャンボーを楽しんでほしいと思っている。
使っちゃいけねえ金でのギャンボーこそ真のギャンボーという理屈も分からないこともないが勝負の前にこのnoteを見てからよく考えてほしい。
俺は地元柄か知らねえが周りにギャンボーが好きな奴が多い。
今日はそのギャンボーで人生を台無しにした俺の周りの奴らを紹介していこうと思う。
それじゃあいくぜ。
~金子の場合~
中学時代一番野球が上手かった金子という男がいる。
金子は突出した野球センスの持ち主で中学時代からスカウトの連中が練習を見に来たりしているレベルだった。
俺はというと中学時代に何度か遊んだきりで高校、大学時代に関わりはなかった。
地元の奴の情報ってのは人づてに回ってくるものだから、金子が高校卒業と同時に野球を辞めたことやその後土木系会社に就職して結婚したことなど、そういう身辺情報だけは把握していた。
把握していただけでそもそもLINEすら知らない、そんな関係だ。
そんな金子と再会したのは都内のとあるインターネットカジノ店、所謂インカジという場所だ。
インカジとは?という連中もたくさんいるだろうからここで軽く説明しておこう。
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インカジとはオンラインカジノの入出金を代行してくれるスペースというか、そんな場所だ。
通常オンラインカジノをやるためにはエコペイズやBTCなどを使って送金する必要があり、知識のない者にとってはハードルが高いわけだがこのインカジに行けば店員に直接金を渡してゲームをプレイすることが出来る。
当然勝った時は店側から直接現金で貰うことができる。
説明するまでもなく勿論違法だ。
俺が行ったのはもう随分昔の話だから時効だな。
当然今は行ってないぜ。
内装は漫画喫茶のような形になっている場合が多く、居酒屋のピンポンのようなものが備え付けられておりいつでも店員を呼び出すことが出来る。
基本的に飲食は無料。
店によっては負けサビや甲子園優勝予想などのイベントを行っているところも多い。
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200万近くの金を左手に裸で持ったまま店を出ようとする金子に声をかけられた俺は久々過ぎて何を話していいか分からなかった。
久しぶり、こんなところで奇遇だなと一言だけ返すとお互いニヤニヤしながらそのまますれ違った。
しかし金子の変化には驚いた。
かつて白球を握りしめていた左手には200万ばかしの札束、その腕に光るロレックスのサブマリーナ。
確か情報だと土木系で働いているはずだったが…などと考えながらパワーポーカーを打つと、ものの20分ほどで100万を溶かした為その日はイライラしながら帰宅した。
三日ほど間隔をあけてツレと同じ店に行くと隣のブースに金子がいた。
その店は漫画喫茶のようにブースで分けられているのだが、立ち上がるとギリギリ隣が見えるような形になっているのでツレと話している声で俺だと分かり話しかけてきた。
話を聞くとどうやらパワーポーカーで連戦連勝、ほぼ毎日100万近く勝っているらしい。
確かに左下のクレジットの部分を見ると1200000、つまり120万入っていることになる。
今日は10万インの120万出しだから110万勝ちだったよ、ダブルの叩き方にコツがあるんだ、などと抜かしていたが良かったなと適当に返し自分のプレイに集中した。
それから2度ほど金子とあったが俺が見ている限り奴は常に勝ち続けていた。
その頃俺はスランプに陥っていて勝てない時期が続いていたからなんで俺は勝てないんだとイライラしていたが、程なくして金子はインカジに姿を見せなくなった。
特に気にもしてはいなかったが、あれだけ勝ちまくっていた奴が急に来なくなるか?とは思っていた。
それから約1年後真相を知ることになる。
ある日中学時代のツレと飲みに行くことになり金子の事をそれとなく聞くとどうやら奴は逮捕されたという話らしい。
野球を辞めてから鳶職人として働いていた金子だがある日先輩に連れられて行ったインカジで大勝。
連日連夜勝ち続けた金子はついに仕事をすることが馬鹿馬鹿しくなり鳶職人を辞めた。
その後は昼からインカジ通い。
おそらくその時期に俺と偶然会ったのだろう。
確かに奴は俺が見ていた限りは勝ち続けていたが当然長くは続かなかった。
結局負けに負けて生活もままならなくなった金子は妻子もいるためアルバイトをすることになる。
一度楽に金を手に入れてしまったことにより鳶職人に戻ることが億劫だった金子はツイッターで儲かるバイトを探し応募、実行したらしい。
その内容は他人の家にキャッシュカードを取りに行く仕事、つまり受け子だ。
俺が聞いている情報だと受け子は約50%くらいの確率で逮捕される。
金子の場合も例外ではなくすぐに逮捕され、なんと懲役に行くことになったらしい。
俺は白球を追いかけているアイツしか知らねえから前科があったかまでは分からないが懲役生活を余儀なくされた金子は妻子に愛想を尽かされ離婚したという話だった。
ギャンボーで稼いだからといって仕事や家庭をないがしろにするなんてのはもってのほかだ。
どのギャンボーでもそうだがあくまでも運よく手に入れた金ということを忘れてはいけない。
ましてやインカジで生活なんてもってのほか、愚の骨頂だ。
その後金子の話は全く回ってこなくなった。
今でもどこかで元気にしているならいいんだが。
5年ほど前、バドミントンのM田のインカジ通いがバレて無期限の出場停止処分になり約1年間試合に出られなくなっちまったことがあったな。
ちなみに桃田も最初は小さい金額からスタートしていったらしいが、次第に大きな金額になっていき、終いにはほぼ毎日出入りするだけじゃ飽き足らずキャバ嬢を連れて来店してたって話だ。
収支的にもだいぶ負けていたらしいが結局不幸な結末を迎えちまったな。
いまは本業を頑張っているみたいだが。
お前らも十分気を付けるように。
~藤山の場合~
藤山はツレの2つ下の後輩で昔からそこそこ仲が良かった。
先輩と仲良くできるタイプの人間でどう対応すれば年上の人間が喜ぶか分かっているような奴だった。
藤山は昔からギャンボーが大好きだった。
競馬、競輪、競艇、オート、チンチロリン、花札、カジノ、裏スロ。
奴は世の中に存在するほぼすべてのギャンボーを嗜んでおりそしていつもことごとく負けていた。
特に競馬が大好きだったが当たったところは一度も見たことがない。
今思えば本当にギャンボーがヘタクソな奴だったと思う。
最初は賭ける金額も可愛げがあったが、のめりこみ度合いが上がっていくにつれて賭ける金額も大きくなってきて遂に奴は職場から金を盗むようになった。
奴の仕事は風俗店の受付。
飲みに行っている時アイツは堂々と金を盗んでいることを告白した。
絶対にバレないっすよ、とニヤニヤしながらその手法を語る藤山の姿を今でも覚えている。
※画像はイメージ
余談だが俺は生まれていから一度も風俗店に行ったことがない。
どうせ嘘だろ、そんな人間いるはずない、かっこつけんな、などと思うかもしれないが事実だ。
勿論女性は好きだしキャバクラとかラウンジには結構行くけど風俗のような最初から答えが分かっているものは好きではない。
まあ俺の話は置いておいて続きを書こう。
画像はあくまでもイメージだが風俗店の受付はこのような形になっているらしい。
約2畳くらいのスペースにデスクを置いてそこに写真を並べ客が女性を選ぶというシステムだ。
藤山の手法はこうだ。
風俗店ではwebサイト記載の割引を使う客が全体の3分の1くらいらしいのだが通常料金を支払った客まで割引を使ったことにしてその差額分をポケットに入れるという至極単純な手法だ。
そんなのすぐバレるから真面目に働けよ、そんな金で博打なんか打っても勝てねえぞと制止したのだが奴はその後も盗み続けた。
だが奴は真面目に働いているフリが上手かったのか3年間バレずにやり過ごし続けたが遂にその日が来る。
どこで怪しまれたのかは分からないが客のフリをして通常料金を支払った風俗店の関係者が割引適用されていたことを不審に思った社長が策に打って出たらしい。
藤山が受付の際に10人ほどの通常客を装った関係者を動員し通常料金を支払い様子を見る。
そして藤山が売り上げ帳にどう記入するかで金を盗んでいるかどうか確かめるという、こちらも至極単純な手法だった。
その頃には盗みが常態化していた藤山はスパイの存在に気づかずいつも通り存在しない割引を記入し悪事が全て捲れあがってしまった。
社長がいつからそういうスパイ行為をしていたのかは分からないが請求された金額は1000万だったらしい。
3年間盗みを続けていた事を考えると妥当な金額だろう。
藤山は上記の話を電話で俺にしてきて金を借りようとしてきたが自業自得だろう、と一言告げて電話を切った。
俺の直接の後輩なら助けたかもしれないが、そもそもツレの後輩だし盗みを告白した時点であれだけ注意したのに聞き入れもしなかったんだから助ける義理はない。
その電話からいままで藤山から連絡はない。
確かその店の社長は結構ヤンチャなタイプだったから金を稼げる別の仕事に回された可能性も高いが全ては自業自得。
金を盗む奴が悪いに決まっている。
盗んだ金で博打を打つなんてもってのほかだ。
とまあこここまで2人の男達を紹介したがどうだ?
ギャンボーってのは人を狂わせる何かがある。
それは俺にも分かるけど何事もほどほどにという言葉があるようにギャンボーもほどほどにしておけよな。
スカーフェイスグループ:https://scarface-group.com/plan/
前述した通り俺はギャンボーのサロンを運営している身ではあるが、だからこそ身の丈に合ったギャンボーをしてほしいと思っている。
ギャンボーで人生が好転したり、ここぞという場面で当てて未来を掴んだ奴もそりゃ見たことはあるけど地獄に落ちた人数のほうが圧倒的に多い。
だからあくまでも娯楽の一部として認識してするくらいが丁度よいと思う。
まあそれでも俺は走るぜという奴は大きな勝負をする前に今一度よく考えてほしい。
仕事、家庭、友達、などなど。
ギャンボーで当てて大きい金が欲しいという気持ちは俺も分かる。
だが自分の身の丈に合った目標値を設定することも大切な事だ。
例えば俺の場合、事業もたくさんやっているし収入もそこそこある。
だからこそあれだけ張れるってのもあるんだ。
お前らも自分の収入の中で自分に見合った張り方をオススメするぜ。
貯金を全部引っ張りだしてきて厚張りなんてのはある意味夢のある行為ではあるが、その分当然リスクも非常に大きいことを忘れてはいけない。
勝てば天国、負ければ地獄。
それがギャンボーだ。
スカーフェイスグループを本格的にスタートしてから約半年間経過し様々な人間と関わってきて思った事がたくさんあり今回こういうnoteを書いた。
俺の運営しているグループの奴らやフォロワー達がギャンボー中毒とかになっちまって不幸になるのは俺自身にとっても悲しいことだからな。
だからこそ馬券に対するプレッシャーはかなり大きいが、それを生かせるように日々研究するだけだ。
研究を重ねた上で今週のように先出し予想で1000万馬券を当てられた時は本当に嬉しい。
今後も日々研究精査を重ねてお前らにとって有益な予想を出せるように努力していくからこれからも宜しくな。
じゃあな。