遂に始動。じゃいが主催する未来の競馬税制を考える会の話。
じゃいから連絡が届いたのは今年の1月23日、寒さに鼻を赤らめ、吐く息がその顔を隠すように白い、そんな時期だった。
元々知り合いだったわけではないが、互いに競馬の払戻金に国税が突撃してきたという共通点もあり、現状の競馬の税制を変えたいという想いを強く持っていた為、じゃいと飯を食いに行くまでそう時間はかからなかった。
国税が突撃してきた件についてはこの辺りを確認してくれると分かりやすいと思う。
それからしばらくして俺たちは西麻布の隠れ家的な店で飯を食いながら未来の競馬の税制について語り明かした。
①最初から25%も控除しているんだから的中後また税金を取るのは二重課税なのではないか?
②営利目的でないと外れ馬券を経費に出来ないのは流石におかしいのではないか?
この2点が明らかにおかしいという点はもうみんな大体理解していると思う。
ただ今回はおかしいと思う点を話すためにじゃいと飯を食いに来たわけではない。
おかしな点を指摘しあったところで話は一歩も進まないし何も変わらない。
大切なのは「このおかしな税制を正すためにはどう動いていけばいいのか?」という点だ。
この点についてじゃいの考えはこうだ。
まずは競馬の税制改正を望んでいる人を集めること。
ではどのくらい集めればいいのか?
これについては大体20万人ほど集めることが出来れば国も動かざるを得ない状況になってくるらしい。
この20万人という数字について、俺は達成できない数字ではないと思っている。
少し古いデータだが2020年の時点でJRAのネット投票会員数は506万人、現在もその数は年々増え続けている。
ここで中央競馬、地方競馬の売り上げ推移を見てみよう。
上記のデータから分かるように一度は低迷したもののインターネットを用いた投票が主流になってから、中央、地方共に売り上げを伸ばし続けている。
2021年にリリースされたスマホゲーム、ウマ娘の登場によってその人気はいまだ加速し続けている。
競馬が注目されている、人気が再燃している今だからこそ動くべき事案だと俺は思う。
中央競馬のネット投票会員が約500万人だから、その4%が賛同してくれれば20万人になると考えればそこまで難しい話ではないだろ?
地方競馬民も合わせれば%はもっと下がると思うしな。
それに俺のフォロワー数は現在約13万人、その全てとは言わないが少なく見積もっても8割は競馬好きだと思うし、すぐに拡散できる環境にあることを考慮すれば十分達成可能な数字だと俺は思う。
二つ目は政策決定者との繋がりについて。
どれだけ大きな声を上げても、その声が政策決定者に伝わらなければ何の意味もなさない。
この問題についてはじゃいの知り合いである元国会議員秘書や省庁出身者たちで立ち上げた会社に手伝ってもらう運びになっている。
その会社は主に、時代に合わない法律や規制などをアップデートすることで経済社会の成長を促す、ルールメイキングを得意としている。
関係者へのヒアリング、ステークホルダーマッピングなどからスタートし政策決定プロセス・政治動向に合わせたロードマップを策定して、地方公共団体との連携、ルールメイキングのための具体的な政策提言、税制要望等に繋げていく動きをしているらしく今回の俺達の動きとマッチしているし頼りになるだろう。
永田町に働きかけつつ賛同者を20万人集めて世の中を動かしていく、簡単ではないが十分成し遂げられる範囲だと俺は思う。
上記2点をスムーズに進行するために立ち上げたのがじゃいが主催する未来の競馬税制を考える会、通称MKKだ。
MKKでは前述した通り、賛同者を集めていく。
当然じゃい個人の活動ではないし別法人も絡んでの動きだから活動費用が掛かってくるのだがMKKでは一口980円から協賛することができる。
もちろんこの団体は非営利団体だから利益が出る事はないし、協賛金は全て講演会などの活動費用に充てられることになる。
今回俺はあくまでも協力者という立場だからこの協賛金はノータッチだが、俺は俺で出来る事をどんどんやっていこうと思う。
署名活動のように無料ではないから、個人の財布事情もあるし強く推す事は出来ないが、競馬の税制を本気で変えて欲しい、安心して競馬をやりたいという奴らはぜひ協賛してくれると嬉しい。
YoutubeでじゃいがこのMKKについて熱弁しているから賛同する前にぜひチェックしてみて欲しい。
多くの競馬ファンがおかしいと思っているこの問題だが、遂に立ち上がる時が来たんだ。
競馬をやったことがあるものなら誰もがおかしいと思う税制だし、競馬ファン全員が立ち上がれば叶えられない事案ではない。
それにこの活動には、名前は出せないがとある有名馬主や競馬好きの上場企業の社長など、ある程度力を持っている人間がどんどん賛同しているし控えめに見てもチャンスはあると思っている。
飯を食いながら
「これを成し遂げたらじゃいさんは競馬ファンの英雄になりますね」
と俺は言った。
するとじゃいは笑いながら
「英雄だなんてそんなそんな、ただ僕は大好きな競馬が正しい方向を向くように、誰もがおかしいと思う事を正していきたいだけです」
と語った。
その真摯な言葉に胸を打たれた俺は全面的にじゃいに協力すると決めた。
俺からしても誰が変えるかなんてのはどうでもいい、ただ間違っていることを正したいだけだ。
そのためにはお前らの協力が必要不可欠だ。
まずは拡散、そして本気で変えたいならMKKに協賛してくれ。
誰かが変えるんじゃない、全員で変えていくんだ。
みんなで未来の競馬税制を変えていこう。
俺は成し遂げられると確信しているぜ。
未来の競馬税制を考える会は↓から。