みなし残業=ブラック企業?
どすこいです!
前職の会社が以前は完全みなし残業でした。しかも入社当初は15,000円だったから、「月に15,000円払っておけばいくらでも残業させてOKな社員(笑)」になっていたわけです。思い出しただけでも恐ろしい!
恐ろしいのはブラック企業ではなくて、「知らないこと」ですね。最近小学校からの友人と飲む機会があり、みなし残業の話題になったのでこの記事書いてます。
それではタイトルの説明を行います。なぜみなし残業=ブラック企業なのか?それは「本来みなし残業という制度は企業側にとってリスクしかないのに、社員を洗脳することでメリットを得ているから」ですね。
ここでいうメリットとは、冒頭で書いた「定額で残業させ放題の社員」を得る事です。長いのでサブスク社員とします。
そしてリスクとは、残業が少ない月でも固定の残業代を支払う必要があるのに、「残業が多い月はみなし残業代でカバーできない分を支払う必要がある」ということです。
そもそも、みなし残業は「月にこれくらい残業するだろうから、これくらい初めから残業代つけとくね」という制度です。しかし、その社員の給料から割り出して時給換算したときに、どうしてもみなし残業ではまかなえない残業分が発生することがあります。
私の例では月に100時間ほど残業してましたが時給換算で1,500円ほど、という時がありました。なので少なくとも月に15万は残業代をもらわないと割に合わないのに、15,000円の「みなし残業代」をもらっていたためそれ以上は請求出来なかったのです。本来の10分の1です。見事にサブスク社員になってました・・・
知らない事が一番怖いですが、間違った教育や知識を植え付けるブラック企業もやはり怖いですね。
まぁ実際は長く勤めたいと思っている企業に対してあまりケンカ売りたくもないし、実際会社のおかげで食べていけてるといった気持ちが優先するのが日本人だと思います。組合を通してなんとか残業代を請求するなり、労基や弁護士に相談するのが確実かもしれません。ただし残業代の請求は早めにしないと2-3年で払う義務がなくなるので注意が必要です。この法律も完全にブラック企業にとって都合がいい法律だと思いますがね。
ちなみに残業した証拠はタイムカードでも日報でも自分が個人的に付けた記録でもスマホの位置情報でも有効だそうです。そもそも企業は従業員の出勤状況を把握する義務があるので、タイムカードや日報がない時点でブラック企業の可能性が高いですが・・・
タイムカード切った後に残業させる!っていう手法も他の証拠から覆る可能性高いし、そもそも仕事の量を確認すれば残業が必要だったかどうか業界の人間なら判断できますからね。
世の中からブラック企業が根絶されることを願って、この情報を有効活用してください!
ごっつぁんです!