45、硬軟併せ持つ三木谷さん
最近、SNSを賑わせている三木谷さん。その真偽は僕にはわからないし、
どんな人にも良いところと悪いところがあるので、一部分を切り取って「あーだこーだ」いうのを僕は好きじゃない。
しかし、昔、仕事を一緒にしてみて間違いなく言えるのは、
ビジネスについて三木谷さんの凄さは頭抜けている。
彼のリーダーシップの元となる強い精神力、多くの人が反対しても自分が正しいと思う方向に動ける勇気と行動力。
決断までの早さ、そして、着手してからのスピード、勝つまでやり切る力など、マネできるレベルではない。
でも、こうした力は「仕事ができる」と言われる人は、ある程度共通している。
三木谷さんには、それに加えて硬軟併せ持った対人関係構築力の強さがある。
そうでないと、この古い日本経済界で弾き出されずに、一定のポジションを取るのは難しい。
出る杭を打つ日本社会は、かつての江副浩正さんも、ホリエモンも、村上世彰さんも寄ってたかって潰しにかかられた。
プロ野球参入も、携帯キャリア参入も、かなりの政治力がないと実現できない。
2000年頃、三木谷さんは将来は経団連の会長くらいなるだろうと思っていたが、まさかその経団連を辞めて新経連を設立するなんて、僕の想像を遥かに超えた現実に起きている。
ここにきて、ようやく経済安保という言葉が注目されているが、
その主なジャンルは半導体やエネルギーなど。
デジタル領域をほぼGAFAMに握られていることの危うさを
誰が真剣に考えているのだろうか?
政府のクラウドをアマゾンウェブサービスにするなんて
ちょっと僕には考えられない。
日本国民が間接的な税金のように、アメリカの巨大プラットフォーマーにお金を支払い、ビッグデータも全て提供している危機的状況を変えることができるのは、もはや楽天とソフトバンクしかない。
だから、なんとしても三木谷さんには頑張ってもらいたいと心から思っている。
楽しんでもらえる、ちょっとした生きるヒントになる、新しいスタイルを試してみる、そんな記事をこれからも書いていきたいと思っています。景色を楽しみながら歩くサポーターだい募集です!よろしくお願いします!