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情報オープン・しがらみフリーの新勢力
「投票したい政党がないから自分たちでつくってみた」と、今年の参議院選挙で参政党が話題になったのは記憶に新しいところ。
そのはるか昔、地方議会において「所属したい政党がないので自分でつくってみた」のが2014年に立ち上げた地域政党・神戸志民党です。
国内を見渡すと、私より前に京都の村山祥栄さん(元R)が、堀場製作所創業者の故・堀場雅夫さんの支援を受けて地域政党・京都党を設立し、橋下徹さん率いる大阪維新の会が旋風を巻き起こしていました。
東京では、後の小池百合子旋風を巻き起こす都民ファーストの会立ち上げメンバー上田令子都議が地域政党・自由を守る会を旗揚げ(上田都議は小池都知事就任後のやり方に反発し2017年離党)。
こうした中、私と村山祥栄京都市議、上田令子都議を中心に、北川正泰さん(マニフェストの提唱者で元三重県知事)を顧問に迎え、地域政党連絡協議会(地域政党サミット)が2015年に発足。私が初代代表に就任しました(現在は顧問)。
あれから7年、紆余曲折ありながら現在の加盟政党は8党。
「地域のことは地域で決める」を合言葉に、各地の仲間の奮闘ぶりをまとめた書籍が11月1日に発売されました。
3万筆の署名を集めて条例提案を議会に提出したり、
マスコミを動かして社会問題化させ、税金の無駄遣いを止めさせたりと活躍する一方、
町税の滞納者リストを回覧する個人情報無頓着議員を指摘したら、逆切れされて懲罰委員会にかけられたり、と、古い体質に虐められながら戦っている議員もいます。
地方議会って、まだまだ無茶苦茶なことがいっぱいあることを知ってもらいたいのと同時に、「地域政党という存在がある地域」が増えていることも知ってもらいたいと思っています。
「改革は弱いところ、小さいところ、遠いところから始まる」という言葉がありますが、
地方議会の新勢力、是非ご一読ください。
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