なぜイーサリアムは値上がりしたのか? マイニング報告その4
どうもこんばんは!
資本主義の船員です!
早いもので今月も半分がすぎてしまいました。そして桜の開花宣言とこの前まで冬の寒さで震えていたとは思えません。まあ私の部屋は、マイニングによる排気熱で暖房要らずでしたが…
そんなマイニングも初めてから約1ヶ月半、動作も安定し仮想通貨の金額も安定してきたのかコンスタントに稼げている気がします。
一時期採掘量も不安定でしたが、イーサリアムが3月6日くらいから急激にレートが上がったおかげでなおさら安定感が出てきた気がします。
なぜ急にイーサリアムの値段が上がったのでしょうか?またBTCコインに続いて重要な仮想通貨だと言われています。それはなぜなのでしょうか?疑問に思い調べてみました。
内容等に解釈や説明が間違っている部分があるかもしれませんがご容赦ください。
イーサリアム(ETH)とは?
実は、イーサリアムは仮想通貨そのものを指す言葉ではありません。ブロックチェーン技術を利用して、アプリケーションプログラムを実行することができる分散型アプリケーションのことを言います。
ブロックチェーン技術を応用したアプリケーションを開発実行のできたり、契約をしたり、仮想通貨のやり取りをしたりと様々なことに利用できプラットフォームのことです。
非常に拡張性が高く、将来的にブロックチェーン技術が様々なことに応用されるにあたって重要な役割を果たす可能性が高いシステムです。
このプラットフォーム上で使用される通貨がETH(イーサ)と言います。
ETHの特徴
BTCと違い、発行上限がありません。BTCは100年後にはすべてマイニングにより枯渇すると予想されていますが、ETHはそのような心配がありません。
また、ETHはBTCのように採掘に半減期もないのでマイニング報酬も減少することもありませんので安定供給される可能性が高いです。
マイニング報酬が減少しないといっておきながらですが、ETHは近い将来イーサリアムがイーサリアム2.0にアップデートされる際に、PoWからPoSを採用すると言っています。
PoWとは簡単に言うとマイニングをして情報のやり取りを計算記録したりしています(ブロックの承認)。そして、その時に多く計算したものにブロックを与えています。この時の報酬がBTCで支払われるのです。この形式には問題があり、マイニングにより大量の電力を消費して高価な機材を必要としなくてはいけません。
PoSとは、多く計算したものではなく、多数決のように多くETHを保有しているものに対してブロックの承認の割合決めています。まるで株式の配当金のように、多く保有している方が報酬を多く得ることのできる仕組みです。PoWとは違い、大量の電力を消費しません。
そしてなぜ爆発的に値段があがったのか?
DeFiが爆発的に人気になったため
イーサリアム上に構築された金融アプリケーションのこと。様々な様式のものが数々のアイデアのもとに構築されています。
例えば、とあるアプリケーションが無料のトークンを配り、アプリケーションが人気になることでトークンの値上がりが期待できるイールドファーミングといったものが今は人気です。
数々のDeFiが誕生して消えて行っているのが今の状態であり、どれが将来的に覇権をとるようなアプリケーションになるかはわかりません。しかし、将来的に期待の出来るDeFiに先行投資できるのは、投資として多くの利益をもたらす可能性が高いために、皆こぞって数々のDeFiの発行するトークンを買いあさったりしています。
これによって過熱して大量の資金がこの界隈に流れ込んでいます。そのため、多くの資金を稼いだ人もいれば、悪質なプロジェクトに引っかかって多くの資金を失った人もいます。
このような状態が今年に入り顕著化したために、プラットフォームで使用されるETHの値段が急上昇してきました。
NFTバブルの始まりのため
NFTとは、イーサリアムのブロックチェーン技術を利用したノンファブルトークンすなわち代替不可能なトークンのことを言います。
簡単な例を挙げると、デジタルで描いた絵をイーサリアム上で発行することで、この世にたった1枚の絵として保管することが可能なのです。
そして、とあるNFT作品が3月11日にNFT作品として過去最高の75億円の価値をつけるまでに至りました。
この他にも、デジタルの土地に巨額の価値が付いたり、変なアニメーションが億で売れたりと大変なことになっています。
DeFiと同じように先行投資をしようとお金がNFTと言う市場に集まってきたのです。
これからより多くの投資家たちの資金が集まり、DeFiのようにトークンが乱立したり、それを売り買いしたりすることで儲ける人が出るでしょう。どれが本当の価値があるのだろうかわからないような状態にすなわちバブルが始まりかけているのです。
このような新しい市場ができつつあり、イーサリアムのプラットフォームは過熱してETHの重要は高まり値段が上がりました。
ETHの流通枚数が減る!?
3月5日に、イーサリアムの過去最大の変更(EIP1559)が承認されました。
これは、イーサリアム上で取引をしたりアプリケーションを運用するために手数料を払う必要があるのですが、この時に早く取引をしたい人などはより多くの手数料をマイナーに払うことで処理の優先順位を決められるオークションのような方式で状態でした。
それを今回承認された改善案EIP1559は、手数料を標準化しようとする仕組みを導入することとした案で、ネットワークのアルゴリズムで勝手に設定され、ネットワークが混雑しているときに値段は上がり、逆の時は下がるといったことが起きるようになります。
また、今までマイナーに支払われていた金額の一部がバーン(焼却)されることとなります。
すなわち手数料で支払っていたETHの意一部がデータとして消滅してしまうので、必然的にETHの市場枚数が減ることが予想されました。そのため、この承認を後に価格が急上昇しました。
つまり、3月6日に価格が急上昇したのはこれが理由でした!
マイニング報告
イーサリアムの値上がりはマイニングに顕著な結果をもたらしてくれました!
値段はそこまで変わりませんがなんといってもBTCの量です。
ETH値上げ前
ETH値上げ後
一割は違う!
最後に
今回はETHの値上げ理由について少しだけ掘り下げてみましたが、直近の値上げは改善案の承認によるものでしたね!
今回調べて思いましたが、今後もブロックチェーンプラットフォームを利用したアプリやサービスは発展していくと思います。
特にNFTは、美術家やアーティストが作った作品を出品したりするためのプラットフォームとして今後普及していくのではないかと私は思っています。
デジタルの絵や作品は複製されてしまうことが問題であり、絵自体に価値が付くことはあまりなく、漫画などの物語を組み合わせて娯楽性を持たせることで商品として売り出すことが可能でした。
今後はデジタルの1枚絵で資産的価値を生み出すことができるようになり、日本のアニメ絵などを描ける人たちにとっては自分の作品価値を高める絶好のチャンスだと思います。
社会一般にNFTやDeFiが普及するときにイーサリアムがそのプラットフォームとして発展していれば今後もETHの値上がりは期待できそうです。
実際、今やバブル状態のDeFiやNFTとブロックチェーン技術により構成されている商品やアプリはイーサリアム上で開発されたもので、一番一般層にも普及してると言っても良さそうだと私は思っています。
今後の発展を期待して私はマイニングで得たビットコインの一部をETHに交換して保有したいと思います。