
卒婚、我が家の場合
夫と卒婚状態になってから、たぶん5〜6年は経つと思います。
「これから卒婚しましょう」と双方で確認しあったわけではありません。自然にそうなっていきました。
卒婚のきっかけ
きっかけは些細なケンカからでした。ある年の暮れのことです。その日から夫の食事を作らなくてよくなりました。元々食の好みが合わなかったし、食事スタイルも異なっていたので、これによりストレスがなくなりました。
卒婚とは?
先日、職場で40代後半の同僚と話していた時、彼女は「卒婚」という言葉が初耳だったようです。私はてっきり「卒婚」の認知度は高いと思って話をしていたので、逆に驚いてしまいました。
そもそも卒婚の定義って何でしょう?
Wikipediaにはこう書いてあります。
これに則ると我が家の場合は、同居型の卒婚です。
卒婚のカタチ
同居はしていますが家事(炊事、食器洗い、掃除、洗濯、ゴミ捨て、トイレ掃除)は別々です。風呂掃除とお湯張り、ご飯を炊くのは私がやります。
互いの行動には干渉しません……、そもそも興味もないし。一緒に出かけることもありません。義実家帰省も私は同行しません。
互いの収入も知りません(これは結婚して以来ずっと)。
生活費は毎月貰いますが、そのほとんどは私の裁量で娘2人の奨学金返済に充てています。残りのお金で生活必需品を私が買ってきます。例えば野菜と卵と米は私持ち、その他の食費は個々。トイレットペーパーや洗剤などの生活雑貨は私持ち、その他は個々。
家のローン・光熱費・修繕費は夫持ち。車の維持費は夫持ち、ETCとガソリン代は個々。町会費は私持ち。
会話はほぼありませんが、喧嘩しているわけではなく、たまーに会話はあります。
離婚する?しない?
こうなると大家さんとルームシェアをしているようなものですね。下の娘も今春就職して家を出ることになるので、子は鎹(かすがい)というわけでもないし。夫のことを好きか嫌いかで言えば、嫌いですしね。夫婦でいる意味は、ほぼ無い。
離婚したほうが気楽だとは思うので準備は少しずつ進めているのですけど、経済的な損得を考えると、離婚せずこのまま卒婚でもいいような気もします。
ただ一つ問題があって、夫は数年後には確実に介護が必要になります。夫に対して愛情はないので、介護で自分を犠牲にするなんて真っ平ごめんです。そうなる前に逃げ出さなければ……とは思っています。
自分の今後の身の振り方を決めるためにも、noteを書きながら考えていきたいと思います。