シーケンシャルLEDフラッシャー その6
はじめに
前回までの記事で、必要な個別の回路が完成し、LEDを点灯させる回路に目途が立ちました。今回は、これらの回路をまとめて実体配線図を起こし、それをもとにプリント基板を作成してみます。
回路まとめ
ArduinoからのPMW制御のパルス波形を時間平均で連続的な出力にする回路と、電圧変換回路、LEDを接続したLA2284Aをひとまとめにしたのが下の図です。抵抗の単位Ω、容量の単位Fは略しています。
せっかくなので、ICを2個に増やして2列にしてみましょう。実は、搭載を予定していた超グソクムシ煎餅ロボ(偽)の尾部発光器官では、左右に一列ずつ配置するつもりだったのです。
OSR5CA5B61Pの15mA通電時の順方向電圧が1.85Vで、2個を直列にしても3.9Vなので、わざわざ二段構えにしなくても、LA2284Aの各ピンにLEDを直列に接続すれば動くような気がします。試していないのでわかりませんが。
Eagle CADによる設計
あとはユニバーサル基板に部品を並べて適当につないでもよいのですが、できればLEDをきれいに並べたいです。というわけで、プリント基板を製作することにしました。プリント基板の図面はEagle CADで作成します。
Eagle CADで回路図を作成します。
回路図から実態配線図を作成します。
このデータをもとにプリント基板を作成します。少し前までは、実体配線図をOHPシートに印刷して、露光、エッチングを自分でやっていましたが、面倒なので外注することにしました。外注先は中国のPCBWayです。注文の手順はこの記事を参考にしました。
輸送業者や輸送状況にもよりますが、DHLなら1週間も経たずに基板が届きます。たぶんFedExでも同じくらいで届くと思います。
届いた基板がこちらです。よくできていると思います。最近はすっかり慣れてしまいましたが、初めて届いたときは感動しました。
おわりに
いよいよ形になってきました。次回は基板への部品実装です。