第三級陸上特殊無線技士(三陸特)養成課程講習会を受講してきました

昨日、第三級陸上特殊無線技士(三陸特)養成課程講習会を受講してきました。簡単ですが、概要を記してみます。

なぜ三陸特を受講?

受講以前は、アマチュア無線との違いも分かっていませんでした…

ここ数年、豪雨などの被災を見て、自分も何か出来ないものか?と考えていた時にドローンで災害後の調査などをしている様子を見たことがありました。自分でもやってみたいと思った際にこの三陸特の資格が必要な様子で、受講に至りました。

近年、副業をするのが流行っている?ようですが、自分も以前には色々とやっていた事があり、考えた結果、自分でもやってみようと。しかも今回は本格的に個人事業主としてやっていこうと思い、そのファーストステップがこの三陸特でした。

今回は、ここの講習会にお世話になりました。

三陸特の資格取得方法

取得の方法には幾つかあり、

  • 国家試験を直接受験

  • 講習会を受講

の2パターンが主流です。その他には、特定の学科を卒業すると受験資格や資格が与えられるケースもあると思いますが、今回は割愛します。

直接、一発勝負の試験を受けるのも良いかとは思いましたが、試験日程に合わせる事、予備知識が乏しい事を鑑み、勿論、費用は講習会の方がかかりますが、学習の習慣づけ、予備知識の蓄積という点では、自分にとってけっして高いとは思わず、講習会受講を選択しました。

受講中は、真面目に?聞いて、勉強していました 苦笑

三陸特を持っていると出来る事

三陸特の資格そのものは、そんなに難しいものではなく、転職などに効力を発揮するものではありません。ただし、持っていないと出来ない事があるのがこの資格です。

冒頭にも書きましたが、ドローンを趣味の一線を越えて社会とのつながりの為のツールと考えた時に、アマチュア無線の資格との違いが分かっていませんでした… すごく簡単に書くと、商用利用をする際に無線機を扱うのであれば三陸特が必要になります。

講習会は、日本式?の講師が一方的に話をするスタイルでした

そもそもこの講習会の目的は、合格者を出す事なので、試験直前の追い込み学習スタイルを踏襲するのは、ある意味では納得出来ます。

合格率が、三陸特の場合、国家試験を受ける場合と、講習会受講後の試験を受けた場合とでは、大きな差は無いとはいえ、講習会受講の方が、合格率は高い様子。

一日のスケジュールは、講義が6時間、最後にテストで丸一日掛かります。

思い起こせば、3アマ、4アマを講習会で取得した(その後、使う機会は余りありませんでしたが…)時も、1日、2日受けた記憶があります。
講義内容は、法規が4時間、無線工学が2時間!?という、なんともアンバランス感があるスケジュールでした。
実際に、無線工学は、かなり駆け足で、講師の先生も時間を見ながら焦っている様子でした。

確かに資格を取得した後は、電波法の目的は、『電波の公平かつ能率的な利用を確保することによって、公共の福祉を増進する事を目的』としているので、その点は頷くけます。

また、受講者は、私を含めてオジサンばかり総勢20名でうち1名が女性という構成でした。何となく、みな、目的は似たような感じなんだろうな、と。(笑)

法規、無線工学のそれぞれのセクションが終わった時には、小テストをし、講義の中での重要事項を再確認する時間がありましたが、これでキチンと理解出来たかどうかを確認する事が出来、非常に有益でした。
その後に試験をしますが、試験時間は90分ありますが、私も含めて全員が開始20分後には終了していました。
結果は、約1週間後に主催会社のHPに掲載される様子。

三陸特講習会受講した感想

独学で受験しても受かるとは思いますが、

  • お金 < 時間であれば、講習会は非常に便利

  • 予備知識が無くても講義中にポイントを説明してくれる

  • 無線というと難しいイメージがあるのかもしれませんが、三陸特ではそんなに難しい事は説明しない

と思いました。そもそも社会インフラや災害時のサポートとしてドローンを使用する為の資格という事であれば二陸特を取得した方が良いのかと思いました。また、色々なサイトを見ると三陸特と二陸特の差も大きくないですし、今後、受けてみようと思います。
但し、二陸特の講習会は2日間なので、次回は費用面でも時間面でも一発試験を受けてみるつもりです。

過去問で傾向を掴んでおけば、問題なしです。
資格を持っている特殊性よりも正しく法規を遵守するための知識がありますよ、というのがこの資格の趣旨と理解してます。

さて… これで、三陸特の講習会、試験は終わりましたので、これから次のフランス語検定試験に向けて『しっかりと』勉強していこうと思います。これで言い訳が出来なくなりました。苦笑


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