GUSTO RANGER 2022年モデル 追加インプレ
※大分県杵築市からtwitterにてセミリタイア生活をつぶやいてますのでこちらもよろしくです(@cantskitsuki)※
前回のインプレ記事はこちら
結論から言うと、乗っててとても楽しいロードバイクなので値段を考えれば買って良かったです。
パワーをかけたらかけた分だけキビキビとしっかり進んでくれるので、調子に乗って踏みまくってたら前半で力尽きる…という初心者あるあるな現象が発生するかとw
高剛性で加速感が良く、ホイールが完成車付属のzondaの状態でこれならもっと性能の良いカーボンディープリムホイールに交換すればレースでもそれなりに戦えるでしょう。
また平地の巡航速度もかなりのもので、フレーム以外はそこまで良い物を組み合わせてる訳ではないものの想像以上に速くて満足してます。
進ませ方については踏んだり回したりと色々なペダリングを試してみたところ、恐らくゴリゴリ踏むよりはそこそこのケイデンスで回した方が進む気がしてます。特に上りではシッティングでケイデンスを高めに維持した方が感触が良かったです。
また身体への負担が少ないのも印象的です。
剛性のバランスが悪いと進みは良くなる一方で身体への反動が大きくなり乗り終わった後の疲労感が半端ない場合があるので、ここは良く出来てるなーと思いました。
100kmちょい程度のコースならそこそこのペースで走り続けても次の日にまた同じペースで同じコースを走れるかなーという感じです。200km以上は走ってないのでわかりませんw
乗り心地もそこまで特筆する程ではないものの決して悪くはない部類かと(乗り心地が悪いと長距離を乗ると疲れるんです)。
ただし峠の下りにある減速帯では結構な振動が伝わってきてビックリしました。
一方で、気になる点としてはやはり重量面ですかね〜
そんなに軽いフレームではないので平地や短い上りなら全然問題ないものの、厳しいヒルクライムを主な戦場とするならヒルクライマーがわざわざ選ぶメリットはないかもしれません。
実測値がカタログ値より若干重い上に、計算してみるとどう頑張ってもUCI規定値である6.8kgに到達するのですらかなり厳しそうではあります。
(現状ペダル込で8.34kg。コンポを全部デュラエースにして-500g、ホイール-250g、サドル-150g、シートポスト-150gと7kg台前半位までで精一杯?)
たかが数百グラムと思うかもしれませんが、アップダウンのきついロードレースではこういう僅かな差で後半の脚の残り具合が結構変わってくるのでガチレースをやるなら死活問題であると感じました。
ヒルクライムレースだと本気度の高い選手は5kg台のバイクを使ってたりするので、ここでは残念ながら勝負になりませんね。脚の差でカバーするのも非常に苦しい重量差です。
なのでレースで使うなら重量差がそこまで影響しない平地系のエンデューロやクリテリウムになるかと。
身体への負担が少ないので特に長時間のエンデューロ(5時間や7時間)をやるなら相性良いかも?
ただ富士スピードウェイやSUGOのような急勾配のあるコースではちょっと厳しそうな気が💦
あとは取扱店が少ないため地域によっては入手難易度が高いのと、それに伴うアフターフォローの受けづらさも欠点です。
大分県内には取扱店が存在せず、私は帰省ついでに東京の某ショップへ行き買って大分へ持ってきましたw(GUSTOは通販禁止なので店頭で買う必要があります)
ちなみにショップの人曰く、先日は四国の人もわざわざ買いに来て驚いたと言ってましたw
福岡東部にならお店があるっちゃあったものの、電話した時の対応が感じ悪かったのでここでは買いたくないなーと。関東ならこういう時にお店の選択肢が豊富なので問題ないんですけどねー、これも田舎暮らしのデメリットの1つかな。
トラブった時にどうするかはまだ決めてません。購入先のショップの方は"とりあえず電話して下さい"との事でしたので、何かあったら相談してみます。
…こんなところでしょうか。
値段を考えれば相当良いのであまり文句は付けられませんw
ヒルクライムレースにも使える超軽量モデルが欲しいならもっと金出せやという事でしょう🤣
そういう意味では、前乗ってたTCR Advanced SL(GIANTのフラッグシップモデル)はフレームもかなり軽量で、ホイールを変えるだけで全てのレースに対応できてたから本当の意味でコスパ最強だったな〜最近は値段が高くなってしまったから選択肢から外れたけど。