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私は自分が価値ある人間だと感じていない。

……ということに最近気付いた。

私は私が周りにとって価値ある存在だと気付いていなかったんだ。
私なんかいなくてもみんなうまく回っていくとナチュラルにそう思っていた。

自分に出来ることは誰にだって出来る。
と、疑いもなくそう思っていた。

他人には価値があると感じる。でも自分には価値を感じない。他人を羨む気持ちはそこから来ているかもしれない。

自分の価値を感じないがために、自分の・人の価値とは「何かが出来る」ことだ、と思い込んだりする。
その場所にいるには何かが出来ないといけない。
あるいは、その場所にいるに相応しい良い自分でなければいけない。
だから何かが出来るように頑張るし、何も出来ない自分に価値はないと思ったりする。

頑張ることが、無理をすることに繋がる。

それは、自分に出来ることは他人にも出来て当たり前なのだから、自分のする頑張りや無理は他人もして当たり前だと感じることにも繋がっていく。

そして、何も出来ない他人に価値を感じなくなる。

何も出来なくても、いるだけで自分にも他人にも価値がある、なんて俄には信じられないし、今もまだ頭で理解しているだけだ。

こうなった原因・理由というと、子供の頃自分が価値ある存在だと実感しないまま育ってきたからなんだろう。
自分のいい面をよく知らない。悪い面はよく知ってる。そればっかり教えられてきた。

私には価値があるんだな。
みんなにとって大事な存在なんだ。
ああ、知らなかったよ。


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松井美和(みく) | ⁠素朴なアートを生きる
あなたの気持ちが、巡り巡ってやがてあなたの元へと還りますように。