311 餃子もだけどそれだけじゃない宇都宮散歩
こんにちは、みなさん。
今回わたしは栃木県の県都、宇都宮市に来ています。
宇都宮は何度か「通った」ことはあるんですが、降りたのは初めて。全国47都道府県庁所在地のなかで観光したことがなかったのは、ここ宇都宮と前橋だけ。今回宇都宮を訪ねたことで、全県庁所在地観光達成リーチとなりました。
宇都宮駅前ではいきなり餃子のオブジェがお出迎え。栃木名産大谷石を使った「餃子のビーナス」。なかなかにシュールです。
宇都宮は言わずと知れた「餃子の街」。今では浜松も「餃子の街」を謳い、宮崎市も餃子消費量No.1となって「餃子の街」をPRしだしています。ライバルは増えましたが元祖「餃子の街」は宇都宮。これは揺らぐことはありません。せっかく宇都宮に来たので餃子を食べに出かけましょう。
(にしてもなぜ餃子だけこんなに複数の街が張り合うんでしょうかね。肉詰めピーマン消費量全国No.1! とか競争相手の少なそうなの選べばみんなNo.1になれそうなんですが)
宇都宮駅西口から町の方に向かって徒歩15分ほどで「餃子通り」につきます。ここは餃子の専門店が複数並ぶ通り。人気店が目白押しです。
宇都宮餃子で最も有名な「宇都宮みんみん」本店もこの通りにあります。が、今日は日曜日。やはりならんでます。通りの向かい側の駐車場にもながーい行列ができていました。正嗣(まさし)というお店も紹介されたんですが17:00閉店で営業終了。ほかの店も売り切れで閉店とご縁がありませんでした。
仕方がないので通りにあふれる餃子たちを写真に収めることにします。
バス停も餃子、
街灯も餃子。
きわめつきはこれ。よくこんなん作りましたね。
なかなかうまそうな餃子がいます。
餃子通りを離れて街へ繰り出しぶらぶれしていたら、屋台村がありました。なかなか雰囲気がいい。地元の方が気楽に立ち寄れる場になっているようです。
奥に餃子や発見!ここはすいているよう。Google Mapでみると評価は良さそうなのでここで餃子を楽しむことにしました。
スープに直接ラー油と醤油を入れて味付けしていただく水餃子と、
定番焼き餃子をいただきました。パリッとしていて好きな食感でした。宇都宮に来たら餃子は外せないですね。
各ハイボールでほろ酔いになってお店を出ます。お店の名前になっている「ふたあら」とは宇都宮を守る神社、二荒山神社のこと。このすぐ近くにその神社はあるんですが今日はもう日が暮れてしまいました。明日、そちらにお参りに行くことにしましょう。
というわけで翌朝。やってきました二荒山神社。県内を中心に二荒山神社という名の神社は多くあり、この宇都宮と日光の二荒山神社が下野国一宮なんですが、宇都宮の二荒山神社は「ふたあらやまじんじゃ」であり、日光のそれは「ふたらさんじんじゃ」。祭神も由来も異なるまったく別の神社ということで紛らわしい限りです。日光の二荒山神社のほうは「二荒」の音読みが「にこう」であり、そこから転訛して「日光」の地名が誕生しました。
宇都宮市街のど真ん中にある神社ですが、社殿は日光に続く山々の南端に位置します。この南にあった宇都宮城から見ればかなり高い場所にあり、武士にとっても長きにわたり敬うべき存在となっていました。
階段を登り丘の上の本殿へ。ここに登って来ただけで充分達成感があり、ありがたみを感じますね。仕事運の復調を祈って辞去しました。
神社の山を下りて、東武宇都宮駅方面に歩きます。東部の線路のそばに立つ大きな教会が「カトリック松が峰教会」。大谷石を使って作られました。ミサや結婚式などのイベントがないときは中を見学することができます。
1932年のこの地に建てられたカトリック教会で、国の登録有形文化財にも指定されています。地域に数ある大谷石の建物の中では最大級だそうです。
わたしはキリスト教徒ではありませんが、姿勢を正し祈りを捧げたくなる荘厳な雰囲気です。
松が峰教会を出て5分ほどで東武宇都宮駅に到着します。JR宇都宮駅とは3kmほど離れており歩くとちょっとしんどい距離です。
今年6月、東武宇都宮線は「いちご王国ライン」という愛称がつけられて駅名標もかわいいマスコットのついた絵柄のものに変わりました。栃木はとちおとめなどを産する日本一のいちごの産地です。
新栃木までを結ぶ東武宇都宮線は日光線は支線扱いで普通列車しかありませんが、県庁所在地の中を走る路線で通勤、通学客の利用は多く地域輸送に徹しています。長距離輸送を担うJRと役割を分けているようです。
餃子の話題が長くなりましたが、それだけではない宇都宮を知ることができました。宇都宮は最近オープンした新名物もあってこちらにも注目です。それについては次回書きたいと思います。