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116 日本一暑い多治見をご紹介!するはずたったんですが。

愛知県日進市でOBがオープンさせたカフェを出た私。まだ昼過ぎでこのまま家に帰るのもなぁ、と思いやってきたのは岐阜県多治見市。日進市から小一時間のドライブです。

多治見モザイクタイルミュージアム

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まずやってきたのが、この独特の形状の建物。

ここは「多治見モザイクタイルミュージアム」。タイルの歴史やタイルを使った創作などを体験できる博物館です。この建物の形状はタイルの原料となる粘土を取るために削った山の形をイメージしたもの。ですので山の上にあたる建物の上の部分には木が生い茂っています。

多治見市は織部焼と呼ばれる焼き物で有名な町。そのなかにあってこのミュージアムのある笠原地区はモザイクタイルの生産が盛んで生産量日本一です。ちなみに、笠原町はタレントの鈴木ちなみさん出身地です。

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エントランスは可愛らしい感じ。不思議の国への入り口のよう。よく見るとモルタルの壁もタイルで装飾されています。

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それでは入館料310円を払って建物内へ。最上階の4階はさまざまなタイルアートが展示されています。タイルは水回りに使われることが多いのでどうしてもお風呂屋さんにいるような気分になってしまいますね。

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細かいタイルを使ってこんな素敵なアートを描くこともできます。

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3階はタイルの歴史を学ぶ博物館。タイルの原料になる粘土の採取から工場での焼き入れなんかの動画も観ることができます。今年はタイルが「タイル」という名前に統一されて100年。それまでは装飾煉瓦、貼瓦などばらばらの名前で取引されていたんだそうです。

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2階はさまざまな装飾タイルの展示。なんか住宅展示場にいるみたい。かわいい!と連呼してモデルルームで写真を撮る女性の姿がありました。

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様々な色や形のタイルをボトルに詰め込んだタイルバーなんて粋な演出もありました。

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1階は体験工房。予約制ですが、各種のタイル工作の体験ができる施設です。

本町オリベストリート

タイルミュージアムを出たあたりから天気が急変。ポツリポツリと雨が降り出しました。慌てて車に乗って多治見市街に近い本町に向かいます。

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本町は明治から昭和初期にかけて建てられた蔵の残る街。古民家で織部焼として知られる多治見と陶磁器を販売する店が軒を並べます。ちなみに織部焼とは千利休の弟子で茶の大家であった古田織部によって東濃地方で創始された焼き物。美濃焼の一種ですがその時代にはなかった自由な作風が特徴と言われています。

ここでゆっくり日常使いのお皿を買おうかと思っていたんですが、さきほどから降り出した雨が思い切り本降りに。少し歩いただけでもズボンのすそがびしゃびしゃに濡れてしまうようになってしまいました。

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退却~

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オリベストリートの中央にある陶都創造館に避難。お土産店があり、ここでも焼き物を買うことができます。ここでアウトレットですが焼き魚用の長いお皿と蕎麦猪口を買いました。

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日本一暑い!はずだったんですが

お盆前の一年で一番暑い時期。日本一は浜松や熊谷に譲りましたが、多治見は40.9℃を記録したこともある日本でも有数の「暑い町」です。この日もきっと暑いだろう、と踏んでこの町を訪れたんですが、あいにくの大雨。

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ゆるキャラのうながっぱもなんだか物足りなさげ。本来は暑さを紛らしてくれる美濃焼の風鈴の音も、もっと暑かったら涼しげに感じられるんだろうな、と思い少し残念な気持ちになりました。

次は本当に暑い多治見を体験しに訪ねてみたいと思います。

帰りの中央道はすさまじい大雨。運転めっちゃこわかったです……。


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ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
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