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302 八ヶ岳高原で避暑ドライブ~清里・野辺山

お盆を過ぎてもまだまだ暑さの残る8月下旬、束の間の涼を求めて山梨県と長野県にまたがる八ヶ岳高原をドライブしました。

八ヶ岳の麓、北杜市明野地区にあるひまわり畑で黄色一色の世界を堪能したあと訪ねたのは高根地区の清里。言わずと知れた高原リゾートです。

清里のシンボル清泉寮

ペンションや別荘が点在し、数々のレジャースポットのある清里ですが、そのシンボル的存在ともいえるのが清泉寮。宿泊施設やレストラン、牧場などを備えた観光施設です。

清泉寮はキープ協会(清里教育実験計画)が運営する施設ですが、その創設者がポール・ラッシュ博士です。博士が設立したキリスト教布教団体「日本聖徒アンデレ同胞会」の青年キャンプ場として昭和13年に設立されたのが始まりで、戦後この清里の地で新しい農村コミュニティを作ろうとミッション系の保育園や農業学校などを造り施設を運営しました。清里の発展は彼なくしては語れないものであり、「清里の父」とも呼ばれています。

X形の特徴的な十字は博士が設立した日本聖徒アンデレ同胞会の象徴。

おみやげなどを売るショップのデッキは展望台になっていて多くの方が景色を楽しんでいます。

デッキから望めるのは広い牧場。駆けたい。ウシじゃなくてもすべてを忘れて思い切りここを駆けたい。

2階のデッキは日向で熱いですが風は心地いい。やはり高原の風は違います。

デッキにはこんな足湯まであって、雄大な牧場の風景を足を温めながら眺めることができます。至福。

この牧場で飼われているのはジャージー牛。ホルスタインと同様、乳牛として育てられている牛です。よく高原にいくとジャージー牛乳とか売っていますよね。あのおいしい牛乳を生み出してくれている牛です。

飯だ飯だ飯だ飯だ!

お気に入りのジャージー牛のファン投票ができるイベントもありました。

愛嬌もたっぷり!

でもいったいどれがどれ…?ジャージー牛は個体の大きさなどの差が小さいそうで、なかなか見分けがつかないですよねぇ。

清里の森を一望できる美し森

さて、清泉寮を出て八ヶ岳高原線を少し車で走ります。ものの5分で到着するのが美し森展望台。

麓に車を停めてものの15分も階段を登っていけば到着できるプチ登山が体験できます。

美し森展望台から眺める清里は鬱蒼とした木々が生い茂る一面の森でした。リゾートといいながらもやはり清里は森の中。人が開拓した場所はごくわずかです。

展望台へのメインルートは工事中で迂回路が設定されています。メインルートが完成すればまた違った景色を楽しむことができるようになるでしょう。

日本の鉄道最高地点のある野辺山

八ヶ岳高原線をさらに進んで清里を抜けると長野県に入ります。その玄関口が野辺山高原。高原野菜の産地として名を馳せる場所ですが、鉄道ファンにとっても忘れることができない有名なスポットがあります。

それがこちら。野辺山は日本の鉄道で最も高い地点、標高1375mに位置しておりこのように記念碑が建っています。

線路の向こうにも記念碑。ドライブインなんかもあって観光客で賑わいます。

小海線の列車が日本最高地点を走り抜けていきました。野辺山駅が近いんですが、結構なスピードで走っていきます。

実はわたしは5月にも野辺山に来ています。このときはHIGHRAIL1375という観光列車で訪ねました。鉄道で来ても車で来ても楽しむことのできる観光スポットです。

一面に高原野菜の畑が広がる風景。いかにも高原の夏っていう感じですがすがしい気持ちになります。

これでもかという暑さに見舞われた夏ももうそろそろ終わりですが、最後に涼を求めて八ヶ岳の麓をドライブしてみてはいかがでしょうか。





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ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
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