196 伏見桃山飲んだくれ散歩
ご存知の方も多いと思いますが、京都の伏見区は兵庫の灘と並ぶ酒造の町です。
伏見区南部の桃山地区には黄桜、月桂冠といった全国的に有名な酒造メーカーの資料館が並びます。
こちらを訪問した1月5日は年末年始休最後の日。明日から仕事頑張るぞ!と気合いを入れるべく、伏見桃山をへべれけになって飲み歩きました。(理性は保ってます。地域の方に迷惑はかけてません、たぶん。)
まずは腹ごしらえ、家守堂へ
実は伏見桃山に来るにあたって、ちょっと寄ってみたいお店がありました。
油掛通と龍馬通の交差する場所にある地ビールレストラン。このお店で醸造している地ビールが飲めるお店です。ランチもやっており、人気のお店ということで予約して行きました。
こちらで醸造している地ビールは4種類。せっかくなので4種類全部を飲めるお試しセットをオーダーしました。ABVはアルコール度数。IBUは苦味度数です。伏見の赤鬼、ハンパねぇ…
左から、上の表の1から4の順に並びます。店員のお姉さんに、飲みやすい右から順に飲んで行ってください、と薦められました。
一番右のゴールデンエールはやはりすっきりした味わい。黒い白ビール、ダンケルヴァイスはフルーティーな味わい、とビールのことはそこまで詳しくないですが個性を楽しむことができました。伏見の赤鬼を飲む頃には割と酔いが回ってしまっていたんですが、RED IPA独特の苦味をしっかりと感じました。
ランチも美味しそうでしたが、そこまでお腹に入らないと思いおつまみはチキンとポテトをオーダーしました。この日はポテトは塩しか選べませんでしたが普段は何種類からか選べるそうです。ビールのおつまみに最適ですね♪
カッパでおなじみの!黄桜酒造
家守堂さんでの食事を終えて、南へ歩くとほんとに目と鼻の先に黄桜酒造があります。
今の若い方はあまり馴染みがないかもしれませんが、1980年代を生きた方ならカッパっぱ〜♪の歌の流れるCMを知らない人はいないと思います。
昭和感あふれるCMですね、懐かしい…
歴代のCMは資料館でも観ることができます。
資料館は無料で見学可能です。
中庭は売店で買った商品を飲んで歓談することができるスペースになっています。
ここから少し離れたところにある伏水蔵と呼ばれるレストラン併設の工場へはここから1日何回かバスが出ていますのでそちらにも足を運ぶとより黄桜のお酒ことがわかるんじゃないかと思います。
月桂冠は樽酒造りの技を披露
黄桜からさらに南に歩いて、春になると十石船が行き交う伏見運河近くにあるのが、月桂冠大倉記念館。鳥羽伏見の戦いで甚大な被害が出たこの地域にあって奇跡的に戦禍を免れた同社の歴史について学ぶことができます。
お酒の資料館ではよくある酒づくりの道具などの展示もありますが、こちらでは樽酒造りの伝統的な匠の技を実演してくれています。
樽酒の筵を縛るのはかなりの力と技術が必要だそう。ただ鏡開きのときにはあまり何も考えず鋏で縄をぶちぶち切ってしまっていました。
もっとありがたみを持って縄を解かないといけないですね。
こちらでは10種類のお酒の中から3種類を試飲することができます。入場料が大人600円、子供100円と大きな差があるのは酒代なんですね。
果実のような甘いお酒や辛口のお酒までバラエティに富んだ商品を試飲させてもらいました。
あちこちでお酒を飲んでいい気分です♪♪♪
すぐ近くには坂本龍馬が滞在していて襲撃の舞台となった寺田屋の復元建物もあります。坂本龍馬ファンならお酒を楽しみながらこちらや龍馬通りを歩いてみるのもいいでしょう。
春には伏見運河沿では満開の桜が楽しめます。であい橋からの桜の景色は絶景でもう何度も足を運んでいます。今年もまたここに桜を見に来たい!
でもその前の2月にはまたこんな楽しそうなイベントが!こりゃ毎月伏見桃山に来ないといけなさそうですな🍶