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260 都会の中に埋もれたローカル線・南海汐見橋線
一昨日は大変な雨でしたね。
近畿や東海で大雨を降らせた雲は関東にも大雨を降らせ、昨日は東海道新幹線をはじめ多くの公共交通機関がストップして大変なことになっていました。
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そんな中、近鉄は土砂災害のあった吉野線を除き平常運転。イベントがあったために大阪に向かったんですが、アーバンライナーは何事もなかったかのように動きます。
かつてはターミナルとして賑わった・汐見橋駅
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イベントは午後からだったのですが、9時前に大阪入り。少し寄り道をすることにしました。
やってきたのは汐見橋駅。南海高野線の終着駅です。
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かつて、高野線はここ汐見橋から高野山方面に走っていたのですが、現在は本線のなんば駅発着。汐見橋から岸里玉出までの間は支線扱いとなり、汐見橋線という通称で利用区間を行ったり来たりするだけのローカル線となっています。
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なんばからさほど離れていないのにもかかわらず、陸の孤島のようにひっそりと佇んでいた汐見橋駅でしたが、阪神なんば線が開通し桜川駅ができて様相が変わりました。乗り換え駅となり若干乗客が増加。また、沿線風景の絵などが描かれて垢抜けた感じに生まれ変わっています。
現在計画されている、JR・阪急と南海を結ぶなにわ筋線がここを通る計画もあり、にわかに注目を浴びましたが、その計画は撤回され別ルートで新線を引くことになりました。ローカル線としての地位は変わらず、逆に同線が開業すれば廃止の可能性もでてきました。
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そんな汐見橋駅の様子を少し覗いてみましょう。
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改札の上には南海の沿線の案内図がレトロな雰囲気で描かれています。以前はもっと古い絵があった記憶があるんですが、リニューアルされたでしょうか。
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駅舎内の引の絵はこちら。かなーりがらんとしています。かつては高野山に向かう乗客でごった返した駅。広い待合室がその名残を窺わせます。
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広い待合室の片隅にAmazonの宅配ボックスがありました。古い駅舎の中でこれだけが異彩を放っています。
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ホームはごらんのような感じ。地方のローカル線の様相ですが、ここは大阪、しかも難波の至近という都心の中の駅です。
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列車がやってきました。30分に一本、等間隔で出ていますがやはり都心で毎時2本は少ないですね。
駅前に車が入れない!都心の中の秘境駅・木津川駅
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電車に揺られて3分。二駅先の木津川駅に到着しました。
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ホームに架かる屋根もベンチもかなり年季が入っています。この雰囲気、結構好きです。
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さて、ここ木津川駅はローカル線色の強い汐見橋線の中でも特徴的な駅です。それは駅舎を出るとわかります。
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駅舎をでると、そこは砂利道。まず舗装されてないことに驚きます。
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そして駅に通じる道には車止めがあり車が入ることができません。
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駅舎の反対側に向かう踏切もこんな感じで車は通れません。
この駅に来るには徒歩か自転車で来るしかありません。これも大変珍しいと言えるでしょう。
小さい駅なのに側線があるのが気になりますが何でしょうか?
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駅前に舗装されてない広場。なかなか他では見られません。
さて、汐見橋線はこの先岸里玉出まで行くのですが、鉄道の利用はここまで。ここからはあるものに乗って大阪の旅を楽しみたいと思います。
それはまた次回に!
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