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194 名古屋・大須のうさぎがいる神社に行ってきた

今年の3ヶ日は寝正月を決め込む予定でした。

ですが、昨日1日家にいて、「やっぱ暇!初詣いきたい!」という気持ちが強くなり、近場の名古屋へ。いくつかの神社を廻って願をかけてきました。

①大須観音

まずはやはり大須観音。名古屋の初詣といえば熱田神宮かここというぐらいメジャーな場所です。正式には「宝生院(ほうしょういん)」といいますが、一般の方は「大須観音」と呼ぶ、真言宗智山派の寺院です。

もともとは岐阜県羽島市にあった中島観音が起源で、鎌倉時代末期にその別院として成立、のちに徳川家康の命により全体がこの地に移されました。今でも羽島市には大須という地名があり、名古屋の大須はここが起源となっています。あとで紹介する万松寺(ばんしょうじ)が名古屋城の南からここに移転したこともあり、大須の町は一帯が門前町とし発展して今のような下町情緒豊かなアーケード街になったのです。

大須観音駅のある西門から入るのが便利ですが、
やはり仁王が護る仁王門を潜ってお参りしたいですね。
仁王門の前には「赤まむし」の自販機。
観音様の前で精をつけてどこへ行く気でしょうか・・・。

②万松寺

大須観音は大須エリアの西の端にありますが、アーケード街のど真ん中に位置するのが「万松寺」。先に書いたとおり江戸時代初期に名古屋城築城をきっかけにこの地に移転してきました。織田信秀により建てられた織田家の菩提寺ということもあり戦国武将に縁の深いお寺です。

というと、かなり年季の入ったお寺のイメージがあると思うのですが、今の万松寺はこちら

なんとも煌びやか。和傘なんかも飾られていて現代的ですよね。

実はもとの万松寺は名古屋大空襲で焼失してしまい、その後も長く本堂は再建されませんでした。それを1994年になって鉄筋コンクリート造5階建てのビルで再建。ビルの中にお寺が入っているという何とも現代的なお寺として生まれ変わったのです。

表の通りには玉をもった白龍がいて、参拝客を出迎えてくれます。一日何回か煙を吐くパフォーマンスを見せてくれるそう。寺に呼び込む従業員なんかもいて、もうなんかこれ寺というよりテーマパーク?といった印象です。

③三輪(みわ)神社

大須エリアの北東の端、若宮大通付近にある小さな神社、三輪神社まで歩いてきました。

わたしはこの付近で仕事をしていたこともあるのですが、正直この神社の存在は知りませんでした。それだけどこにでもあるような神社です。

ですが今年はこの混雑!大須観音よりも多くの参拝客が詰めかけています。
神社を巻くように外にも参拝客が順番待ちをしています。

その理由はここには「福兎」という兎の守り神がいるから。今年は兎年なのでパワーをもらいに大勢の参拝客がここに訪れているのです。

三輪神社は奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社をこの地に来た戦国武将牧長清が故郷を思い祀ったのが始まりといわれています。

大神神社は三輪山の麓にある神社で祭神は大物主大神で、大国主命の和魂とされています。大国主命といえば因幡の白兎の神話が有名ですね。このことから白兎は神の遣いとされここに鎮座しているのです。この福兎を撫でると幸運が頂け、撫でた部分の痛みを取るとされています。また大きな耳は福を集めるといわれています。

今日は初詣で大混雑でしたが通常の時期は撫で放題だと思いますので是非行っていっぱいなでてあげてください。

兎は福兎だけじゃなく、境内のあちこちにいますので探してみてください。

この神社は小さいですが、徳川家の矢の練習場になっていました。栄と大須の間の一帯を矢場町といいます(地名としては消滅していますが駅や交差点名で残っています)が、その名前のルーツにもなっています。

そう、矢場とんの「矢場」です。三輪神社は本店のすぐ近くですよ。

今日は天気も良く、神社も矢場とんも多くの人が並んでいました。
思いつきで訪ねた名古屋でしたが充実した初詣散歩になりました。
少し時間が早かったので店が開いてなかったのが残念です。次は大須のお店訪問もしたいですね。



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ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
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