245 桜りばいばる 愛知・岩倉の五条川桜並木と布袋の大仏
今年は記録的なスピードで桜前線が日本列島を駆け抜けていきましたね。
いつもならGWごろに桜が咲く札幌で4月21日にもう満開になったそう。ここのところ季節がどんどん前倒しになってきている気がします。
そんなわけで桜前線はもう日本の北端まで届く頃ですが、まだ桜の記事を書いています。今年は近場の桜の名所をいろいろとはしごして楽しみました。
岩倉の代名詞・五条川の桜並木
今回やって来たのは、愛知県岩倉市。名鉄名古屋駅から犬山線の特急に乗れば15分ほどで来れてしまう名古屋のベッドタウンです。
駅から5,6分あるいてたどり着くのが岩倉市のシンボルともいえる五条川。川のほとりに咲く桜並木は北尾張地域随一で多くの観光客で賑わいます。
桜の時期が早まったせいか、菜の花とのコラボも見られました。なんだか得した気分になりますね。
散り初めの桜、花びらが川面を流れていく様子もいとをかし。
もう少しあとになると花筏となって川面が一面ピンクに染まるのでしょう。
さて、岩倉市は鯉のぼりの生産が盛んな町です。
こういった幟の生産も盛んで、春先からこの時期にかけては鯉のぼりの糊を五条川で落とすため鯉のぼりが五条川を泳ぐ様子を見ることができます。この日は残念ながら見ることができませんでした。桜の花びらが川面に落ちてしまっていて鯉のぼりについてしまうからでしょうか。
近年はマンションなどが多くなって鯉のぼりを泳がすことができるような土地のある家庭が少なくなり、見かける機会が少なくなってしまいましたが、日本の五月の風物詩。いつまでも残ってほしいものですね。
サングラス大仏で有名な布袋の大仏
岩倉駅に戻って、名鉄犬山線をさらに北へ。
布袋(ほてい)駅に到着しました。ここは江南市になります。近年高架化された際に建て替えられて町の中心駅江南駅より立派になりました。高架化される前は大正ロマンあふれる洋風建築の建物だったんですが一部を除き現存していません。
「布袋」という駅名そのままに、駅前通りには布袋様が並んでおり福を呼んでいます。
そんな布袋様の通りを折れて少し来たに歩いていくと、布袋周辺で一番の観光スポット「布袋の大仏」に到着します。
布袋の大仏様の周りも桜が満開で花を添えてくれていました。
昭和24年に灸師の前田さんという方が世の人々の病気が癒えるようにという目的で建立し始め、昭和29年に開眼しました。建立の直接のきっかけは「夢でお告げがあったから」だそう。そんなことって本当にあるんですね。。。前田さんがもともと信心深い方だったからでしょうか。
寺が建てたわけではないのでこの大仏は今でも個人所有。そういった例は全国でもここだけという極めて稀有な大仏様です。
さてこの大仏、「サングラス大仏」として親しまれています。
え?サングラスしてないじゃん。とお思いのあなた。少し離れた場所から大仏を見てみましょう。
おお!まさにサングラス!犬山線の踏切の警報機がちょうど大仏の目の部分にかかってサングラスのように見えるではありませんか。偶然の産物ではありますが、近年これが話題となって布袋の大仏自体の知名度も大幅にアップしています。
◆布袋の大仏
住所:江南市木賀町大門
アクセス:名古屋鉄道犬山線布袋駅徒歩約11分
わたしの桜ネタもいよいよこれでおしまい。
GWは少しだけ外出しようと思っていますが天気が微妙。どうかいいお天気になりますように。せめて持ちこたえてくれますように。。。
皆様が楽しいGWを過ごせるように願っております!