ジャパンウインターリーグ2023(JWL2023)でのスカウティングデータを一般公開する取り組み
ジャパンウインターリーグ2023が沖縄で開催中!
先週末に沖縄に行ってきました。
データ活用の仕組みを作るためのPMOとして関わっているジャパンウインターリーグ(JWL)で、試合とフィジカルテストのデータの整理をするためです。
ジャパンウインターリーグは基本的には選手や所属チームが自身でお金を出して参加するトライアウトリーグです。
リーグ戦は2つに分かれており、冬の時期に試合機会を得るために「所属先が決まっている野球選手が実践の機会を積む場(=アドバンス)」と「各カテゴリーのスカウトに野球選手として売り込む&自己研鑽のための場(=トライアウト)」があります。
「選手が個人単位で申し込み、リーグに参加を申し込んだ選手がいくつかのグループに分かれ、常に紅白戦をやりつづけている」というようなイメージです。
スカウティングデータの一般公開を実施
ジャパンウインターリーグは2022年から始まっており、こちらの記事にある通り「リモートスカウティング」を売りに始まりました。
実際、昨年から簡易的に試合中の投球や打球の軌道をトラッキングできる「Rapsodo Stadium」を導入し、YouTubeでそのデータを載せて試合の様子を配信するなど、これまでにはない画期的な取り組みが行われていました。
そして今年はデータの取得と公開がさらにパワーアップし、下記のリンクのようなサイトがオープンしています。
1球毎データ、BLAST、フィジカルテストを公開
All Pitch By Pitchでは試合での1球ごとのデータを見ることが出来ます。
今回はRapsodoStadiumに加え、試合中にBLASTでスイングのデータをとっています。
例えば上記は宮﨑仁斗選手の各打撃結果時のスイングデータです。ここまでで最もスイング速度が速いのは本塁打のときのスイングとなっています。
ここまでの本塁打時のスイング速度を見てみると、110キロを超えることが多そうです。
日本で試合中のスイングのデータを結果と紐づけて公開されている例がほぼないので、どのように分析するべきかは自分も手探りなのですが、スイングの速度や角度で打席結果がどのように変わってくるのか、球種や球速、コースによってスイング速度がどう変わってくるのかなど、これらのデータから興味深い知見が出てくることでしょう。
BLASTについてはミズノ社のnoteをどうぞ。
この他、試合前にトライアウト組が行ったフィジカルテストのデータも公開されています。
このように、まだあまり報道はされていませんが、JWLでは新しい取り組みが着々と進んでいます。
スカウトの方だけでなく、パフォーマンスを高めたい野球選手やBLASTのユーザー、データを分析してみたい方など、ぜひ様々な方に興味を持っていただき、動向をウォッチしていただきたいです。
なお、試合の映像はベースボールLIVE、JWLの公式YouTubeで配信されていますので、そちらもご覧いただければと思います。