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AI OCR「CaptureBrain」で業務効率化~第4回 手書き注文書をCaptureBrainで読み込んでみた(前編)~

東京近郊は梅雨に入り、雨が続きますね…。
せっかくなので、新しい傘でも買おうかな!と思い、傘を売っているお店を見かけるとついつい覗いてしまいます!

さて、今回から前後編の2回に渡って実際にお客様からご相談の多い手書きの注文書の読み取りについて紹介します!

過去の記事を読んだことがないという方はAI OCR「CaptureBrain」で業務効率化の連載をすべてマガジンにまとめております。
こちらもチェックしてみてくださいね!

手書き注文書を読み込み

多くのお客さまでは取引先様からのご要望に応じて、FAXを使用した受発注のやり取りをされておりますため、今回はFAXで受信した手書き注文書をサンプルにCaptureBrainのAI OCRを実際に試してみます。
様々なコンディションを考え、前編では様々な文字サイズ・筆跡で書いた注文書を紹介します。

色々な文字サイズ・筆跡で書いた注文書

今回は「もち米サンプルA 1000g」をいう文字を3種類書いてみました。

① 比較的キレイな文字
② 小さいサイズの文字
③ 少し乱雑な文字
(人の目では読める程度)

読み取り結果はこちら!

CaptureBrainでは、AIによる読み取り結果の自信度合い(確信度)によって、確認・修正画面にアラートを表示します。このアラート表示機能によって、読み取り結果の確認担当者は特に注意する必要のある箇所を知ることができます。どの程度自信がない場合にアラート表示するかは、お客様自身で設定することが可能です。

今回は、注文書の記載内容を正確にデータ化する目的のため、少し判定を厳しめに設定してみました。

こちらが、注文書の読み取り結果です。画面の左側に読み込んだ帳票画像の全体、右側に読み取り結果を表示しています。左側画面の赤色は、先程の章で触れた「アラート」表示です。

手書きの商品名は全てアラート表示されています。実際の読取具合が気になるところです。では、一つ一つ見ていきましょう。

① 比較的キレイな文字

まずは比較的キレイな手書き文字です。製品担当者としては全て正しく読み取ってもらいたいところですが、実際はどうでしょうか…

無事、全て正しく読み取られておりました!AIが自信のない文字は赤色になりますが、今回赤色だった「1」は正しく読み取られておりました。

② 小さいサイズの文字

続いて、小さいサイズの文字です。
フォントサイズだと大体8ptくらいでしょうか。

こちらも無事全て正しく読み取られておりました。
文字がつぶれたりしていない限りは、小さい文字でも正しく認識できるようですね。

③ 少し乱雑な文字(人の目では読める程度)

最後に少し雑に記載された文字の読み取り結果です。

アラート表示されているものの、正しく読み込めています。乱雑な文字ではありますが、人の目で判別できるものであれば認識精度に大きな影響を与えないというのが、これまで私が経験してきた結果でもあります。

おわりに

色々な文字サイズ・筆跡で書いた注文書の結果でした。
「殴り書きの文字はどの程度まで認識できますか?」
というご質問をいただくことが多いですが、今回の結果からも、ある程度乱雑な文字でも正しく文字認識できております。ただし、人の目でも判読しづらいものは正しく読み取れないケースが多いのも事実です。

前編では色々な文字サイズ・筆跡で書いた注文書の読み取りをご紹介しました。後編は斜行して読み込まれてしまった注文書についてご紹介します。
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