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国内視察旅#7 小さい町の、少量生産・少量消費

2022年3月23日 @徳島県
国内視察旅 DAY13
徳島県神山町

視察の地は関西から四国へ。

地方創生の分野に関心が高い先輩と話していて、
この視察旅で【徳島県上勝町】に行くことを
伝えたら、【徳島県神山町】もおもしろいのでは
と教えてくれたので先にこっちにゴー。


神山町が注目されてる点

□ サテライトオフィス誘致で町おこし
サテライトオフィスは、
本社から離れた場所にオフィスを設置して、
多様な働き方を可能にする的なやつ。

□ 神山まるごと高専
人間の未来を変える起業家たちが創る学校。(15~20歳)
今年8月に一期生の募集が始まるらしい。
キーワードは3つ。
【テクノロジー / デザイン / 起業家精神】

□ フードハブ・プロジェクト
これはサーキュラーエコノミーと関連が強いから説明は後述(↓)。


フードハブ・プロジェクト

フードハブ・プロジェクトは、

「地産地食」を軸に、地域で育てて、地域で一緒に食べることで関係性を豊かにし、神山の農業と食文化を次の世代につないでいく

http://foodhub.co.jp/about/project/

ことを目的にした神山町の取り組み。


日本の中山間地域が抱える問題には、
・農業者の高齢化
・後継者不足による耕作放棄地の増加
・それにともなう鳥獣害の被害
などがある。

これらの課題を、
「小さいものと小さいものをつなぐ」
「少量生産と少量消費をつなぐ」
というシンプルな活動を通じて
みんなで解決して行こう
というのが、フードハブ・プロジェクト。


かま屋

プロジェクトの一環のレストラン。
平日だけどすごい繁盛してた。
休日は町外からも結構人が来るらしい。

一番おもしろかったのは、
独自に設けた "産食率" っていう指標。
使った食材品目の総数のうち、
町内産の食材はどのぐらいあったか
を表している。

毎月の産食率とコメントをいれた
レポートがあって、
明確に数値化することによって
「できるだけ地域の食材を使う」
っていうゴールを達成しやすくしてる
のが伝わった。

後半は、心が満たされる美味しいご飯を
ひたすら楽しんだ。
色とりどりの野菜、シンプルな味付け、
珍しい食材。
小学校の教科書でしか見たことないふきのとうとか、1回も聞いたことないヤーコンってやつとか、
いちいち楽しかった。


おわりに

いつものごとく方向音痴してたら、
通りがかったおばあさんがお世話してくれた。
おしゃべりを通して、人と人との繋がりが
希薄じゃない地域ってのが伝わってきた。
ステキな方だったなー。
親切にありがとうございました!

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