#13 オランダ渡航前の事前学習【後編】
オランダを訪問するにあたって、事前学習。
この本から、
オランダがサーキュラーエコノミー(以下CE)先進国である理由
になりそうな部分をピックアップ。
1. 干拓事業を通じた国づくりが生み出した文化
2. 国民の生活を脅かす海面上昇
3. 質素さを積極的に生きる
4. 情報開示社会
前編では 1. について言及した。
後編は 2.~4. について。
2. 国民の生活を脅かす海面上昇
国土の26%が海面下にあるため、
わずかでも海面が上昇すると大問題。
その水害に対する危機感が、
環境に優しい選択を受け入れられやすく
しているのではないか。
3. 質素さを積極的に生きる
贅沢と虚栄を見せるのはカッコ悪いという風潮があるらしい。
流行よりもものがたりを大切にする傾向。
その経済性と倹約性が、資源循環モデルを
受け入れやすくしているのではないか。
これはぜひ現地で確認したい。
本当に贅沢がカッコ悪いとされているのか。
4. 情報開示社会
オランダ的民主主義の部分で述べたように、
治水・干拓では、相互協力が不可欠である。
だから、情報もお互いに共有し合ってきた。
それが情報開示社会を形成した。
CE社会の実現において、
透明性の高さはキーポイントになってくる。
これは間違いなくCE先進国たらしめる要素といえるだろう。