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国内視察旅#3 持つべき問い

2022年3月18日 @東京
国内視察旅 DAY7
élab

élab(えらぼ)

élab さんは、衣食住のいろんなフックから、
サーキュラーエコノミー(以下CE)な生活をするきっかけをつくってる。

CEの実践って正解の形もまだ分からない段階だから、
どんどん試していける場にするという意味を込めて、
「レストラン」とか「ショップ」とかじゃなくて
「ラボ」っていう表現をしているらしい。

ここの皆さんとお話させてもらいながら考えたことをいくつかアウトプット。


うわべだけのSDGs

" 地球や社会のためにという活動をしてても、
取り組む人たちのマインドが違うところを向いていたら、
うわべだけの SDGs になりかねない "
という話があった。

少しCEからそれるけど、就活してた時によく、
「とりま SDGs って言っとけばいいと思ってるんじゃないか感」
を感じてた。

会社を良く魅せるための道具として
SDGs を利用すること自体には反対じゃない。
入口とか動機とかが利益追求のためであることに
いちいち反対する気はなくて、
むしろそれで世の中に取り組みが増えて
結果としていい方向に向かうなら
どんどんやってーって言いたい。

懸念しているのは、
グリーンウォッシュ とか SGDs ウォッシュ とかの、
見せかけになってる状態。


この辺の話は原貫太さんの YouTube が分かりやすくて勉強になる。


この観点で見ると、
CEがいかに環境問題への本質的アプローチなのかが分かる気がする。

まあでも、
0か100かで考えて気負ってしまうと楽しめなくなるから、
粗探しをして指摘するというのも違うなーとは思う。

だから最低限、
「エコでーす」「SDGs 取り組んでまーす」
って提示される情報に対して、
「それってほんと?」
っていう視点を持てる人が増えていけばいいのかなと。


海外の受け売りじゃなくて本来の良さを

前に見た動画(↓)で、日本の里山ってちょーCEじゃんってなった。

って話をしたら、タイムマシン経営の話になった。

タイムマシン経営
┗ 海外で成功したビジネスモデルをいち早く日本で展開する経営手法。
(ex) ロコンド、コンビニ

https://blog.nijibox.jp/article/time_machine_management/

これの問題点の中に、

そもそも海外と日本では商習慣や国民性が違うため、海外で流行したビジネスモデルを日本でそのまま展開しても受け入れられない可能性

https://blog.nijibox.jp/article/time_machine_management/

がある。
環境問題っていうトピックだと、商習慣・国民性に加えて、
生態系って要素もたぶん入ってくる。


だからオランダのCEを見に行く時は、
" どの部分をそのまま採用できるか "
だけじゃなくて、導入する土地の良さを活かすために、
" 本来のあるべき姿に沿う形で取り入れるには "
っていう観点も持っておこうと思った。

海外見るのもいいけど自国の理解もせねばだ。


(ちなみに)
 里山生活を体験しに行きたいので
 誰か何か知ってたら教えてくだサイ!


おわりに

他にも、
・自治体にCEコンサルする時に1番大切にしている点
・地域を巻き込むフックをつくる
とかの話も興味深かった。

élab でお話してくれた皆さん、ありがとうございました~!
ここの方々との意見交換は後日にも続いてて、
こないだも新しい学びがあったのでまた別の回に書きます。

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