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奄美大島キャプション旅行記Ⅱ

今年5月に訪れて、帰阪後すぐに10月1日から3泊で予約を入れていた奄美大島の旅行記を忘備録としてここに残しておきたいと思う。
絵日記的なノートで、なおかつ長くなりそうなので、文章を楽しみたい方にこの先を読むのはお勧めしない。

やはり旅はその非日常の全てに心が躍る。

今回はJALの直行便で奄美大島に向かうのだが、この機内では決まったようにコーヒーではなくコンソメスープをオーダーする。
今回、伊丹空港内のラウンジオオサカでそのコンソメスープに加えてコーンポタージュまで飲めるスープディスペンサー?を見つけた。


スープディスペンサー?

ここでは機内では多分ない、コーンポタージュをいただいた。機内ではオニオンコンソメをいただいて、スープをコンプリート。


往路のCAさん


このルートマップは帰路のものです

そして、今朝大阪では涼しささえ感じていたが、奄美はそれは季節が巻き戻ったように湿度と暑さが900キロほどの距離を感じさせる。

空港の出口に向かう階段にはインパクト満点のコピーが目に入る。
なんか、初めて見た時からこのコピーが気に入っている。


いのちむきだし。奄美大島

地学的、島の成り立ちや、その気候から、動植物の固有種が多い奄美大島にふさわしいコピーだと思う。

台風18号が向かってきている予報だったので、4日に帰りの飛行機が飛ぶか不安に感じていた。そんなタイミングだったので、天気に関しては諦め半分だったのだが、到着した1日の午前11時頃はなんと快晴。

どんなに美しい海も、曇天だとその色は残念なものになるのを知っているので、レンタカーを借りて、時間を惜しむように空港から近いビーチに向かう。
空港から北に車で10分弱の土盛海岸(ともりかいがん)。
空の青と海の碧、砂浜の白、その濃淡やグラデーションを見ているだけで、非日常の満足感がある。


この透明度


奄美ブルーにビキニの女性二人組


外国人も綺麗な場所をよく知っている

こんなに広くて綺麗なビーチに、私を含めて6人しかいない。
この人の少なさもハイシーズン以外のこの島の魅力だったりする。
もちろん無料で使えるトイレやシャワーの設備もあるのに・・・。
この土盛海岸は島北部の太平洋側にある。

次に向かったのは、この島では有名な観光地のあやまる岬。
ここは、ほぼ奄美大島の北端にあたる。


子供も遊べる公園やプールもあるが、誰一人いなかった
左を望むと、太平洋と東シナ海が混じり合う北端部


太平洋側北部でしばらくその風景と空気を味わったら、また車を走らせて島中部東側の大浜海浜公園に向かう。所要時間はおよそ1時間強だ。
この島は意外に大きく、北から南端まで車で走ると2時間強はかかる。


大浜海浜公園を展望台から
東シナ海は太平洋側に比べて波が荒い?
透明度はやはり抜群
この海浜公園も独り占め

晴れたこの日を最大限に楽しもうと考えた私は、この海浜公園を後にすると、日本2位の広さを誇るマングローブ原生林へ向かった。到着したのは午後3時頃。
4時からのガイド付きカヤック体験も楽しめた。
この頃にはやや日差しも傾いて、漕いでいてもうっすら汗をかく程度で心地いい。
この回の参加者は、私と同世代の女性3人組と男性1人だけでゆったり楽しめた。
このツアーの費用は3000円。


海水と淡水が混じる汽水域
満潮のタイミングだったので、支流まで入り込むことができた

このマングローブ、カヤック体験は満潮時と干潮時で干潟が出ていて見られる生き物が違ったりするそうなので、それぞれに楽しめるらしい。
私が見ることができたのは木に登っている小さなカニくらいだったが・・・。

明日から雨天が続いたとしても心残りがないほど初日に動き回って、ようやくこの旅でお世話になる、名瀬のホテルサンデイズ奄美に向かう。

チェックインカウンター
ロビー
シングルルーム

ホテルサンデイズ奄美は新しく綺麗で、従業員さんも感じがよく3泊朝食付きで22800円支払った。ちなみに。航空運賃はJAL往復で約20000円。

この日の夕食はホテル近くの居酒屋さんに入った。
屋仁川通り(ヤニガワ)という、奄美一の繁華街辺りだ。
前回来た時に食べられなかった地魚を食べたかったので刺身などを注文したが、味は正直言って普通だった。地元でエラブチと呼ばれる、おそらく青ブダイもあったがやはり普通だった。


刺し盛りと地ダコ、島豆腐、チョイスが年相応

料理に島の黒糖焼酎などをいただいて、少し夜の街を散策した。
24時間営業のスーパーがあったので、とりあえず入ってみる。
旅ではその土地のスーパーに入って、食材や惣菜を見るのは楽しいものだ。


24時間営業のグリーンストア(コンビニではなく食品スーパー)
このテゴサエビを食べてみたかったが、ホテルに調理器具はないので残念

2日目からは曇天が多く、時々雨が続いたので写真は一気に減る。


わずかに太陽が顔を出した時に名もない?ビーチ。いやきっと名前はあるはず



大型量販店にて今回の相棒、日産デイズ。4日間で約15000円。

ビックⅡは、奄美で有名な大型スーパー兼ホームセンターのような量販店で、生鮮食品から日用品、家具、釣具からお土産までここだけでなんでも揃うような店舗。
この店でも、私が興味を惹かれるのは食品売り場で特に海産物だ。


奄美では伊勢海老が多く獲れるようだ。美味そう。
赤いのが地元でハージンと呼ばれるスジアラ。これは釣ったこともあるが美味い魚で高級魚
フエフキダイの仲間と、居酒屋で食べたエラブチ(青ブダイ)
普通のサザエ

2日目と3日目は屋内施設も含めて、写真とキャプションで羅列してみる。


ホテルの前にある名瀬港には海上保安庁の艦船が停泊していた。

海保の船舶は名瀬港に限らず、南の古仁屋港でも同型のものが見られた。
国境を守ってくれているのだろうか?
海保のご主人と結婚して、高知に引っ越して行った友達がいるので、この写真を添付してLINEを送ってみると、大阪から高知に行って退屈しているようで、今自動車教習所に通っているとのことだった。

2日目と3日目の夕食は誇羅司屋(ほこらしや)という、やはり屋仁川通り側にある居酒屋に続けて行った。褒める時は、ちゃんと店名も書くし、この店はお勧めです。
奄美大島出身の友達に聞いていたイカスミの汁など、地元の料理があって全てホントに美味しかった。


マダ汁という名のイカスミ汁の具はイカと大根だけだがとにかく美味い。
ゴーヤの味噌炒め
つきあげと呼ばれる。関西でいうゴボウ天のゴボウ抜き。これも美味い。
豚足の塩焼き。
アオサが特徴の茶碗蒸し。
地元でタナガと呼ばれる淡水の手長えび。川で普通に獲れるらしい。
店のロゴ

ここから3日目。


瀬戸内町古仁屋の海の駅にある地元ラジオ局
奄美大島南隣の加計呂麻島とを往復するフェリー。20分で着くそうだ。
大きなマグロのオブジェ。瀬戸内町はクロマグロ養殖日本一だそうだ。


タネン崎から 嘉鉄ビーチを望む
 砂浜ではなく角の取れた丸い石が波でゴロゴロ音を立てる海岸だが、写真が悪くてわかりにくい。

そして、3日目曇天の中、大浜海浜公園内にある奄美海洋展示館へ着いた頃には雨も降り始め東シナ海はやや波も荒くなり違った表情を見せてくれる。


海の色も濃紺になり荒々しさを感じる。
そんな海を並んで見つめる外国人カップルは何を思うのだろう?


奄美の人は横向きに伸びる枝を見つけると、ブランコを付けずにはいられないような気がする。
メスの産卵のために大きな紋様の産卵スペースをオスが作る奄美固有種アマミホシゾラフグ
この魚は希少なようで、実物の展示ありませんでした。
人懐こいイシガキフグ
ワモンフグ
恐竜のようなオナガウツボ
センネンダイは以前釣ったこともある
海亀の餌やり体験ができる。エサはレタス。
ペルシャ絨毯などと並び、世界三大織物の大島紬
染めから折りまでの工程を読んでみると気の遠くなるような手間暇がかかっていて
高価なのも頷ける。

そして、4日目は昼過ぎの便で曇天の中、帰路に着く。


雲上の青さが恨めしい
帰りのCAさんはマスクをしていない
眼下に大阪城が見えて、この旅の終わりを実感する。

奄美の、なんでもないけど圧倒的非日常は、帰ってきたその瞬間からまた次回を計画したくなる。
あの人の少なさが良さでもあるので、多くの人に知ってもらいたい反面、このままそっとしておきたいような・・・・。

無責任な旅行者の勝手な絵日記でした。


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