かのこのにっき_201505-4〔ささやかデッカイ幸せ〕
@15-0524
シェア家に暮らし始めて、もうすぐ丸3ヶ月になろうという日曜日。
ここ数日、人の出入りが重なり空気感が急に湧き立ったようになっていた。仕事絡みや外では重めの圧迫感を感じたりして、最近ちょっとユサユサして呼吸も苦しくなっていた。何となく気持ち浮き足立ってる。
で、今朝。
急に「海だ、海!浜に出よう!」と思い立ち、海に散歩にいくことに。
そもそもは、Macのマウスの電池が切れてたが買い置きがなく、昨夜デジタル作業がほとんど手付かずで終わったので、朝イチでコンビニ行こうと思っていたのだ。ついでにコーヒーを持って、その足で浜辺へ出た。
朝、といっても9時は過ぎてたか。すでに海は人だかり。サーフィン教室みたいのが数カ所でやっていて、浅瀬のあたりは初心者サーファーで大渋滞。はて。“海的”に、この人だかりはいかがなもんなんだろうか。
そんな賑わう海を向こう景色に、わたしは何をしていたかと言うと……
砂遊び。
きっかけは、でっかい貝殻がゴロゴロ転がっているところに出くわしたから。それも、海際のいい感じの距離のところにゴロゴロ集まってて、わたしはそこに座り込み、貝殻と砂で遊ぶ。
何の気なしに並べてみたり、砂を山にしたり、ひっくり返しているうちに、数年前、長崎県は五島列島の福江島に行ったとき、そこで暮らしてた友人と浜で遊んだことを思い出した。
石や流木、貝殻、よく変わらない人工物のカケラ……。赴くままに並べて、置いて、出来上がったのが、でっかい祈りのサークル。直径1m50cmくらいはあったかしら。って、それはわたしの身長!
このとき何を思ってたのか、友人と何を話したのか、すっかり忘れてしまったけれど、
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