ルーツは妄想
とある田舎で、子ども英語の先生をしています。
3人兄弟の末っ子として生まれ、
お人形遊びが大好きで、
一人でいるのが好きで、
いつも自分の空想の世界を楽しんでいる子でした。
秘密のノートがありました。
決して、本をたくさん読む子ではなかったんだけど
断片的に気に入った場面やセリフ、
言葉遣いがあって、
それを真似して書いたり、
自分でアレンジしたおとぎ話、詩、脚本みたいなものも・・・
絶対に人に見られてはならない、
自分だけの秘密です。
今では何も残ってない。
いつの日か読み返して、恥ずかしくて捨てちゃったんでしょうねー。
残念だな。
大人になった今、とっても読んでみたいのにな。
声に出して本を読むことも大好きだったんですよ。
音読の宿題だけはすすんでやりました。
「 」のついたセリフがあると、
情感たっぷりに読みました。
喜びで声を弾ませてみたり、
悲しみで消え入るような声を出してみたり、
いや~、
褒められた褒められた!!
「こんな感受性の強い子いる?」
ってな感じに、親や先生が喜びましたね~。
自分自身も、
読み方ひとつで、伝わるものがこんなにも違うものなのかということに、魅了されていたように思います。
中学生になって、
英語に触れ始めてからも
音読好きは健在でした。
教科書の本文の音読、部屋でひとりでやっていましたよ。
ちょっとでもガイジンっぽく(その頃の若いイメージです)言えるとウットリ・・・ですよ。笑
妄想の世界でわたしは、
あの頃遊んでたお人形と同じ、金髪に青い瞳、だったわけです!
その頃は、英文法はよくわかってなくて、
成績もとびぬけていいわけではなかったけれど、
それでも大好きだった。
それっぽい音を、口から出していたかった。笑
だってなんかいい感じやん?
かくして、
夢見がちなウブな少女は、
英語の世界へ足を踏み入れたのです。