つぼみさん、CBDってなんですか?
はじめに
この「note」は、CBDを始めとした大麻由来の生理活性物質「カンナビノイド」の有用性を普及するために始めました。
心や体の調子を整えてくれると注目されているCBD(カンナビジオール)。
大麻から抽出される成分ですが、ハイになる精神作用はなし!
現在の日本では違法性がなく、安全に生活に取り入れられる「健康成分」として人気が高まり、世間的な認知も増えてきました。
しかしながら以前の私は、大麻由来の成分に医療や健康に役立つものがあることは知らず「大麻って悪いものでしょ?」と思い込んでいました。自分自身が不眠症や適応障害、線維筋痛症の痛みの軽減などに用いてその恩恵を知るまでは、悪いイメージしかなかったことが悔やまれます。もっと早く知っていたら…人生が違っただろうとはっきり言えます。
だからこそ、必要な人に情報が届くよう発信したい。
CBDを始めとした、安全で生活に役立つカンナビノイドのことをもっと身近に感じてもらうために、自分の言葉で様々な情報をお届けします。
CBDについて調べてみたけど結局なに? 知ってるつもりだけどおさらいしておこうかな、そんな軽い気持ちでお読みくだされば幸いです。
堅苦しいとつまらないですよね。ここからはおもむろに砕けていきます。たった3000字です。3000字でCBDが分かれば儲けもの、ぜひご覧ください。
CBDとは
大麻(カンナビス)から抽出される生理活性物質である植物性カンナビノイドのひとつ。カンナビジオールの略。大麻からとれる有効成分の大部分を占めるのがCBD。イエス、カンナビノイド オブ カンナビノイド。
精神作用はなく、WHOや厚生労働省にも安全性が認可されています。2013年に難治性てんかん抑制への有用性が発見されてから急速に研究が進められ、いまではそう、カンナビノイド オブ カンナビノイド。
CBDはどうやってつくられる?
製造法はいくつかあり、アルコールを溶剤に大麻樹脂の抽出液を蒸留してCBDを取り出したり、圧力と熱をかけて樹脂を絞ったりします。特に薬品をかけて加工しなくても取れるところがいいですね。
カンナビノイドは100種以上が確認されており、沸点の違いを利用して分離されることが多いです。生の大麻に含まれるCBDA(CBDの前駆体)に熱をかけるか、液体二酸化炭素にぶち込んで脱炭酸するとCBDができます。(一応、乾燥させて長期間熟成させても脱炭酸します。)
CBDの種類はあるの?
CBDはだいたい3種類の状態で原料として出回っています。
・CBDを主目的に取り出した大麻の抽出物を濃縮したCBDディストレート
・CBDだけを分離して結晶化されたCBDアイソレート
・大麻成分からTHCのみが除去されたCBDブロードスペクトラム
これらの材料をもとに私たちの生活に取り入れやすいよう様々な製品として世に出されています。日本国内で流通するCBDは製造過程でTHCを検出限界値である0.3%以下まで除去しており、日本の法律には触れません。
CBD製品ってどんなものがある?
CBDの摂取方法は経皮摂取、吸引摂取、経口摂取とほぼ3種類です。
・経皮摂取→ バーム、せっけん、塗布用オイル、湿布
・吸引摂取→ CBDリキッドをVAPEで気化させて吸う、ハーブ
・経口摂取→ オイル(舌下摂取・飲用)、タブレット、菓子、ジュース
目的別にうまく取り入れるとよかったりなんだりラジバンダリ、それはまた別の機会で、ワクワクCBDの楽しみ方編みたいなもので触れていきます。
CBDって体の中で何をするの?
ここだけ生物の授業の気分でお読み下さい。はい、気分だけでいいです。
カンナビノイドは体の中で何をするのでしょうか?
人間、というか脊椎動物には「エンドカンナビノイドシステム(内因性カンナビノイドシステム)」という調節因子が備わっています。
え、なに? ですよね、ざっくりいきます。
神経伝達において、調子悪いところをいい感じにする機構のことです。
よく聞くあのホメオスタシス(恒常性)というやつの一種です。
体の中には興奮性の神経系と抑制性の神経系があり、それらが常にバランスを取りながら体を動かしています。そこで抑制系の神経が働きすぎるのを緩めてくれるのがエンドカンナビノイドです。ちなみにエンドは終わりのエンドではなく内因性という意味のエンドジェノスです。つまり体の内側にあるカンナビノイド(エンドカンナビノイド)が抑制系の神経にいい感じに働きますという機構なわけです。
大麻由来の植物性カンナビノイドは外から取り入れられる外因性のカンナビノイドとして、エンドカンナビノイドを補完します。しないこともありますが、だいたいはいい感じに補完して、体内の神経伝達物質のバランスを整えてくれます。これが神の草か。
CBDは何にいいの?
CBDは体内の神経伝達において素晴らしいバランス感覚を発揮するということはわかりました。では、いったい何にいいのか? これもまたざっくり言いますが、体内の神経伝達上問題を起こしているところに作用すると考えるとシンプルです。
カンナビノイドを受け取って活性される「カンナビノイド受容体」は私たちの体の神経細胞、脳、内分泌系など様々な場所に存在します。そのため「感覚(五感)」「生理機能(神経系・免疫系)」など多岐にわたる生理機能に作用します。
自分がCBDを使う目的は何か? 自分の悩みがどこにあるか?
そこに着目して自分に合わせた使い方をしていく必要があります。
私は医師でも薬剤師で看護師でもありませんが、医薬品登録販売者の資格所持者としてセルフメディケーションのご相談には乗れます。
自分に合ったカンナビノイドの使い方を本気でも気軽にでもいいのでつぼみにご相談されたい方は相談用TwitterアカウントにDMを。100円~の投げ銭式でnoteで回答します。宣伝乙。
CBDに効果があると期待されているもの
御託も宣伝もいらないから、CBDは何に効くのかというそこのあなた。
CBDは薬ほどの薬効もなければ、誰にでも同様に効果があるものではありません。人の不調にそれぞれ違いがあるように、CBDの効果も人によって様々なのです。
そうした前提を理解いただいた上で、参考までに効果があると期待される報告があったものを列挙していきます。
・てんかん
・パーキンソン病
・アルツハイマー型認知症
・睡眠障害
・抗不安作用
・抗うつ作用
・統合失調症
・抗菌作用
・抗炎症作用
・痛痒緩和
・神経保護
・整肌作用
・血圧降下
・食欲改善
・骨形成
・がん細胞の抑制 …and more!
CBDまとめ
・大麻から抽出される生理活性物質、カンナビジオール、
・精神作用を起こすハイになる成分ではなく違法性がない
・大麻樹脂から抽出され、様々な用途に使える形で製品化されている
・体内の調節因子「エンドカンナビノイドシステム」を補完する
・広範囲におよぶ健康作用が期待できる
今後はトピックごとにより深く細かく、そして短く読みやすく、CBDやそれ以外のカンナビノイドについてもお届けしていきます。皆さんの悩みに寄り添い、楽しく安全にCBDが普及していくことを目指して活動していきます。よろしく!(3000字)