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#50 離婚裁判も終わりが見えてきた

しばらくブログを更新していない間に離婚裁判も進んできました。
ただ、自分から望んで進んだのではなく、進むしかないという感じです。


1.最初の離婚調停で感じたこと

夫の財産分与0円との言葉から弁護士さんを雇って離婚調停へと進んだのですが調停では夫に会うと自分の考えが揺らいでしまいそうなのでお互いの顔を見なくても済むように配慮していただき2年間程の間、1〜2ヶ月に一度のペースで調停は進められていきました。
裁判の間もそうですが、やはり調停員さんも裁判官も皆さん同じなのですが
夫の意見を変えようという気持ちが一切見られませんでした。
法律上どうすることもできないので説得をするのは私の方といった対応が終始続くことになります。
現代は男女平等が進んでいるとは言えども、離婚する上でも法律は未だに男女平等とはとても言えません。


2.夫は悪人ではないけれど善人でもない


私達の離婚は簡単に言ってしまえば性格の不一致ということになると思いますが幸いなことに夫は悪人ではありません。
離婚調停中も決まった婚姻費用と養育費をきちんと支払ってくれている人なので、たとえ離婚が成立しても裁判で決められた金額は支払ってくれると疑うことがないほどの人です。
周りからは「しっかりお金を支払ってくれて良い人だよね。やり直すことは考えないの?」と言われることがありますが、私の夫は悪人ではありませんが善人でもありません。
しっかりと支払ってくれているのはあくまでも法律で決まっているからであって、子供や私のことを考えて支払ってくれているのではありません。
法律で決まっていなければ私には一円も支払いたくない人なので。

でも世の中の離婚調停や離婚裁判中の人は婚姻費用や養育費を受け取ることができない人もたくさんいると思います。離婚後の費用も受け取ることができずにいる方もいれば、そもそも女性は子育てや生活する為に充分な費用を元夫から受け取れるだけの財産分与がされないのです。
養育費算定表を見ても養育費ってものすごく少ないなと感じます。
この金額で子育てができると世の中の男性は本当にそう思っているのでしょうか・・?
更に調停や裁判に疲れて諦めてしまい、本来受け取るべきお金を受け取ることができていない方が大勢いると思います。


3.結局は女性が諦めるしかない


離婚調停ではお互いの主張が交わることがない場合、これ以上続けても仕方ないということで調停不成立となります。
集結した場合どちらかが何かアクションを起こさない限り婚姻関係は続くことになります。
夫は離婚調停成立後に数ヶ月してから離婚裁判を起こしてきました。
裁判も調停と同じく1〜2ヶ月ごとに裁判が開かれてお互いの主張や証拠を弁護士さんを通じて出し合うことになります。
離婚裁判でもLINEのやり取りから金融関係の証拠まで様々なものを提出しましたが、今思い返しても意味があったのだろうかと感じています。

裁判官に直接訴えかけてもドラマのように裁判官の心を動かすことなんて
無理なんだろうなと感じます。
「気持ちはとても理解できるけど法律で決まっちゃってるからね〜どうしようもないんだよね〜」という裁判官の心の声が毎回聞こえてくるようでした。

弁護士さんは私の事情や夫の状況から考えて私の受け取るべき金額をとても考えて長年頑張ってくれていましたが、結局のところとても低い金額で私が諦めることにしました。詳しくは話せませんが財産隠し等があったとしても夫が様々な理由をつけて否定してきたら裁判官をそれを掘り下げることはぜずにないと言ってるんだから仕方ないでしょ。という感じです。

裁判官にしてみればさっさと終わらせてしまいたい小さな裁判の一つなのでしょうが、私にとっては人生がかかった大きな裁判でした。

でももうそろそろ裁判を終結させて新しい人生を歩み始めようと思います。





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