このnoteはアークナイツのエクシア及び義姉のレミュアンについてまとめたものです。
アークナイツもかれこれ3年以上経過、メインストーリー以外はほとんどが群像劇であり、個人の情報は秘録やモジュール果てはゲーム外にまで及びおそらく全てを熟知している人はいないでしょう。
ということで、推しのことだけは良く知っているオタクの宿命、そう、まとめです。足りない情報、間違いなどあるかと思いますが平にご容赦ください。
【/INDEX】
Ⅰ.エクシアの紹介
エクシアについてはアークナイツの名物キャラ?としてなんとなくご存じの方がほとんどかと思うので、知らなそうな部分をピックアップしてご紹介。
本名はレミュアンの名前から
エクシアの本名はレミュエル。
モスティマ、レミュアンからは「エル」の愛称で呼ばれている。モスティマ曰く、「レミュアンが家族に溶け込めるように」名づけられたらしい。順番としてはレミュアンがエクシア一家に養子として引き受けられ、その後にエクシアが産まれた。
レミュアンが養子であり義姉、エクシアが実妹である。
ラテラーノの問題児、エクシア
ラテラーノ人が爆発と甘味を愛することは周知の事実ではあるが、それにしても爆破しすぎである。エクシアのモジュール「エクシアの傑作」にもその暴れっぷりが描かれている。
エクシアだって悩むこともある?
楽天家で終始明るいエクシアだが、プロファイルではサンクタらしい敬虔さを、シラクザーノではアグニルに対して質問を投げかけている。直接的な不安を口にしたわけではないが、エクシアだってシリアスさを持ち合わせているのだ。
Ⅱ.エクシアの軌跡を追う
二人について簡単に触れたが、次はエクシアの軌跡についての話をしようと思う。
大切な家族
両親が健在どうかは触れられていないが、モスティマ曰く「エルに負けないくらい楽しいご両親」とのこと。
モスティマは恐らくエクシアがはじめて言葉を発する瞬間に立ち会っており、また、イラストレーター「幻像黒兎」氏のファンアートでは卒業式のようなシーンに立ち会うモスティマの姿が描かれている。本人が言うように、家族同然にすごしてきたのであろう。
そんなエクシアと周りの人間たちに転機が訪れる。8年前の事件だ。
姉の真実を探して
「なぜラテラーノを出たか?」の答えは既に出ており、結論から言うと「姉に起きた真実を追うため」である。
5年間の昏睡から目覚めたばかり、職務に対して忠実なレミュアンからは、秘匿された情報は絶対に聞きだすことができない。ましてやサンクタ同士である。言いたくても言えないことは、エクシアにも痛いほど伝わっていたはずだ。
エクシアはモスティマに聞くことを決めるが…姉を運んだ後にすぐ消えてしまったと言っているように、既にラテラーノを発っていた。
龍門での出会い
目的はまずモスティマを見つける事。龍門に辿りついたエクシアは、ペンギン急便のエンペラーを訪ねることになるが…
既に龍門を発っていたモスティマ。恐らくここからペンギン急便での生活がはじまったのであろう。その様子はエクシアの秘録2が詳しい。
テキサスとコンビを組み始めたのもペンギン急便に入り2日目からのことで、最初こそモスティマを探していたが、やがて顔を出すのを待つようになった。
チェルノボーグ事変~喧騒の掟まで
アニメでは高所からジャンプで降りてくるという衝撃的?な登場を果たすエクシア。ロドスから派遣業務を請け負いテキサスと共にミーシャ保護からレユニオンの偵察までを行った。メインストーリーの登場は3章まで。
喧騒の掟では龍門での生活、もといペンギン急便でのドタバタな日々が描かれている。安魂夜、ようやくエクシアはモスティマとの再開を果たした。
秘録2 レミュアンからの手紙
秘録1でも姉から長文の手紙を受け取っていたが、今度はモスティマを経由して手渡されることになる。この内容はⅣで詳しく説明するが、姉としての後悔とエクシアへの気持ちがつづられている。
シラクザーノ アグニルとの問答
テキサスを追いかけてウォルシーニまで着いたペンギン急便の面々は紆余曲折ありながら、現教皇と比肩されたとされるミズ・シチリアの片腕アグニルと出会う。いくつかの問答を経て、「歳月が人の結びつきをもたらす」ことを教わるのだった。
Ⅲ.レミュアンの紹介
レミュアンの存在は「喧騒の掟」から既に示唆されており、エクシアの秘録が公開されるまで生死も不明であった。吾れ先導者たらんでは車椅子に乗った姿で登場。界隈を驚かせた。
8年前の後遺症ー車椅子
勘違いされがちだが、レミュアンはストーリー開始時点で教皇庁で書類仕事に携われる程度には回復している。
空想の花庭で再登場の際は外出用の車椅子に代えている。移動描写の度にモーター音が入るため、電動式なのかもしれない。
本格的な戦闘にも関わっているが、「ま、リハビリの時間が多少伸びて、お小言をくらうだけのことよ。」と言っている。
敵であるアウルスの見立てでは「君の身体は楽観視できるような状態ではない」とのことである。
職務に忠実な天才狙撃手
早撃ち大会での優勝をはじめ、元小隊内でもレミュアンの腕前を疑うものはいないようである。実際、同族のアンドアインを害さずに銃だけを叩き落とす狙撃ができたのも彼女の実力であろう。近接にも長けているようで、口さがないオレンを制圧している。
フィアメッタは「彼女は仕事中に家庭の話をしないタイプよ。」(モスティマの秘録)と言っており、作戦行動中の真面目さが見て取れる。
アンドアイン小隊、3人への想い
8年前のアンドアイン離反によりアーツの直撃を受けたレミュアンは5年間昏睡状態となり、モスティマは堕天、フィアメッタは後悔を抱いて護衛隊を抜けるという由々しき状態に陥ってしまった。詳細は「吾れ先導者たらん」の本編及び「空想花庭」に譲るが、アンドアインを含めた3人を思いやる描写が見て取れる。自分と友人たちを窮地に追い込んだ彼をも、だ。
Ⅳ.エクシアとレミュアン
離れていても大切な家族
エクシアの秘録1ではレミュアンからの長文の手紙が届いている。そして、
自由の利かない自分に代わって、モスティマに見守る役割を任せている。これが約束として成立しているのかそうでないのかは定かではないが、龍門での様子を聞いている限りモスティマも理解した上で行動しているようだ。
一方のエクシアは、
と、言わずもがな姉のことを愛している。そうでなければ姉の真相を知るためにテラで楽園と呼ばれるほどのラテラーノから飛び出すはずがない。
血のつながりだけではない、心の繋がりを感じさせる姉妹愛である。
レミュアンの懺悔とエクシアの未来
エクシアの秘録2にて、レミュアンの本音を綴った手紙がモスティマから手渡ることになる。
レミュアンはエクシアをラテラーノから追い出してしまったと思い悩んでいたことが手紙の内容からも見て取れる。姉として、エクシアの道を自分の影響で決めてしまったことを後悔しているのだ。
エクシアの将来には道が二つある。
龍門でペンギン急便に居続ける道、そしてもう一つはラテラーノに戻り真実を探すための道だ。
アグニルに対する「どうやってミズ・シチリアと何十年も仲良くやってきたか?」の質問は、もしかしたらテキサスやペンギン急便のメンバーと離れ離れになる決意からくる不安なのかもしれない。テキサスの次は自分が同じ立場になる番なのだから。
だが、エクシアの想いは変わることなく、自分の追いかけるものの為にいずれ龍門を離れる日がくるのであろう。
そしてレミュアンのプレイアブル化が、私の追いかける未来である。
Ⅴ.余談
おまけ1.ペンギン急便の入職順考察
エンペラーとテキサスが設立
→モスティマは、イースのおかげでペンギン急便に加入した。
→ソラはテキサスに救われ、隠れるためにペンギン急便入りし事務所の提携
→エクシアはモスティマが龍門(ペンギン急便)にいることを知っていた
→エクシア、勤務2日目にソラから業務を教わる
よって…順番は以下と推測。
エンペラー、テキサス(設立)
↓
イース
↓
モスティマ
↓
ソラ
↓
エクシア
↓
クロワッサン
(特に言及はないが、エクシア秘録2の回想に名前が出ないためおそらく一番最後。)
おまけ2.エクシア関連の時系列
今回の考察にあたり時系列の整理を行ったが、明らかな矛盾が生じているので、時系列としてまとめる。
[喧騒の掟で初めてモスティマに再会した前提での時系列]
チェルノボーグ事変
↓
エクシアの秘録1
(最後に実弾を使ったのはロドスからの派遣業務を受けた時、つまり3章)
↓
喧騒の掟
(ピーターズの発言から「青く燃ゆる心(1097年の夏)」より後。このときも終始ゴム弾使用)
↓
モスティマの秘録
(喧騒の掟の後日談の内容が含まれる)
↓
吾れ先導者たらん
(ラテラーノの主張が1099年3月18日)
↓
エクシアの秘録2
(手紙のやりとり、フィアメッタのコードネームが「黎明破壊者」)
↓
シラクザーノ(PVでは1099年表記、ルビオ最後の日記が10月15日)
であるが、エクシアの秘録2ではソラとクロワッサンがモスティマに対して初対面のような反応をしている。
吾先導者とエクシアの秘録2が先、喧騒の掟が後とすればソラとクロワッサンが既知なので辻褄があうのだが…そうすると今度はエクシアが既にモスティマと1度会っていることになり、矛盾が生じる…。
つまり、ハイパーグリフの設定ミス!!!
おまけ3.モスティマの心の移り変わり
モスティマの飄々として、それでいて起伏の少ない感情はミステリアスで魅力のひとつでもあるし、実際にモスティマの秘録では自身でも上記のように話している。
クールを装いがち、というのが8年前のモスティマだったらしい。レミュアンもとい元護衛隊の中では本心から笑う一幕も沢山あったのであろう。
あの日の出来事は堕天という現象を引き起こしただけではなく、モスティマの感情面にも大きく影響していたのだと思われる。
モスティマとフィアメッタが龍門に再訪しているときの一コマ。フィアメッタがロドスに入職しているので、吾れ先導者たらんの後の話だと思われる。
モスティマにも心境の変化があったのか、秘録の言葉をそのまま自己否定して「私も変わってるんだよ。」の言葉で締めくくっている。
上の言葉がどうして発せられるのか…詳細は是非ご一読を!!
ラテラーノに戻るエクシアも、立ち上がるレミュアンも、心変わりを口にしたモスティマも、皆、前を向いて歩いているのだ。