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2023年も天皇杯が始まるが、出場チームはどうなった??【J3クラブは??】
日本サッカー界の3大タイトルといえばJ1リーグ、ルヴァンカップ(Jリーグカップ)、天皇杯の3つである。各クラブはこの3大タイトル制覇を目標に、今年もバチバチ戦い合っている。
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天皇杯概要
J1リーグ(13節消化)とルヴァンカップ(GL4節消化)はすでに始まっており、ある程度今年の上位争いの雰囲気が掴めてきたところであるが、天皇杯は今週末開幕(5.20開幕)である。
天皇杯は他の2タイトルとは異なり、オープントーナメントの全国大会で、各都道府県大会を勝ち抜けば原則誰でも参加できる日本最大のサッカー大会である。
今年度で103回目の開催となる、最も歴史のある大会でもある。ちなみに我がサンフレッチェ広島が全身のマツダを含め70回出場しており、最多の出場回数を誇っている。
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出場チームまとめ
ここで今回大会の出場チームを整理する。
・J1全18クラブ→予選免除で本戦2回戦より登場。
・J2全22クラブ→予選免除で本戦2回戦より登場
・アマチュアシード1クラブ→JFLよりHondaFCが本戦一回戦より登場
・各都道府県代表47クラブ→各都道府県を勝ち抜いた47クラブが本戦一回戦より登場
本線は総勢88クラブによる大トーナメントである。
熾烈なJ3勢の出場権争い
ここまで書いたらお気づきと思うが、J3クラブには予選免除はなく、本戦に出場するためには各都道府県予選を勝ち抜く必要があるのだ。
今季J3は全20クラブで構成されているが、各都道府県予選を勝ち抜いたのは16クラブである。予選で姿を消した4クラブは下記のとおりである。
・松本山雅FC
・YSCC横浜
・FC大阪
・愛媛FC
なぜ出場権を逃したのか調べてみた。
長野県予選
松本山雅の天皇杯出場を阻んだのは、同じくJ3の“天敵”長野パルセイロである。
松本山雅はシードで準決勝から参加、長野パルセイロはシードで決勝より参加となったが、決勝でPK戦の末長野パルセイロが勝利し本戦出場権を獲得した。
神奈川県予選
YSCC横浜に立ちはだかったのは、こちらも同じくJ3のSC相模原だ。どちらも準決勝からのシード参加で、決勝で顔を合わせることになったが、2-0でSC相模原が勝利。
大阪府予選
大阪府予選では関西大学がJ3のFC大阪を破って本戦出場を決めた。関西大学はシードだったJFLのティアモ枚方も破っており、順調な仕上がりを見せているようだ。
愛媛県予選
ともに準決勝シードからの参加となったJ3のFC今治と愛媛FCだが、決勝で対決し1-0でFC今治が勝利。
総括
本戦出場権を逃したJ3の4クラブのうち、3クラブはJ3同士の戦いで破れており(同都道府県にJ3クラブが複数ある事自体すごい)、FC大阪は大学生に敗れるという結果だった。
天皇杯の面白さの一つは、下位カテゴリーのクラブが上位カテゴリーを倒す可能性があるところであり、昨年はJ2のヴァンフォーレ甲府が優勝した。
今年の天皇杯はどんなドラマが待っているか楽しみである。