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【こまち日記inイギリス】その⑦不妊治療(IVF)採卵編

採卵までの注射編はこちら↓

採卵の朝

2022年12月1日。
クリニックからの指示通り、前夜は9時以降は絶食をし、朝6時以降は水分も取らず、朝7時にクリニックへ。

朝弱い我々夫婦はギリギリの電車に乗り、はい、遅れたからダメーと言われないように駅から猛ダッシュ!

息を切らせながらクリニックへ到着。
ん?閉まってるぞ?

近くに仲間?同期?のようなカップルが同じようにたたずみ、開かないよねーと話す。

寒空の下、10分くらいウロウロしながら待つと、やっとナースがご到着。

「ごめんごめん!今あけるねー」

朝早くからありがとね、と思いつつ、患者である私たちが受診の時間から2, 3分すぎたら電話がかかってきて

「どこにいるの?10分すぎたら予約キャンセルだかんね!」

と言われていたけど、ナースは遅れるんかい!笑
ま、こちららしいってことで^^;

採卵前の待機室

その後からも数組カップルがやってきて、それぞれゆるーい間仕切りのあるベッド5,6台を有する待機部屋へ。
(後からくるのOKなんじゃん!笑)

それぞれ説明を受けるが、まあ周りの声がよく聞こえること、聞こえること笑
お隣の方は、どうやら勘違いをしていたらしく、昨晩の6時以降は飲食一切禁止と聞いていたから、それ以降水も飲んでいない!と言い張っており。。いやあそれは辛すぎでしょ。
私はそう聞いた!と主張しているけど、プリントアウトももらって、ちゃんと書いてあったし、その後フォローアップの電話も来て確認したけどなぁ。
私たちは英語が第一話者ではないため、こういった説明は聞き逃さないようによーく注意をしていたけど、英語ネイティブスピーカーの方がむしろさらっと聞いてしまってこういうミスがあったりするのかもなぁ、と冷静に聞いてました。

ともあれ。
私たちも説明を受けた後、手の甲に全身麻酔用の注射をぶすりと刺されます。
この時、前々日に打っていたトリガーも効いていたのか、お腹も痛いし、麻酔の刺された手も痛い。
しかし、眠くなる気配は一向にない。
え、こういうもの?と不安に思いながら、手術室に呼ばれるのを待っていました。

いざ、採卵へ

名前が呼ばれ、ナースと共に手術室(Theatre)へ。
※いつもクリニックの案内にあったTheatreってなんだろう?と思っていたら、イギリスでは手術室をそう言うそうです。

手術台に乗り、チーム紹介をざっとされて、さあ始めるよーと言われたとたん…


気づいたら、主人の待つ待機室のベッドの上にいました。
はい、しっかりと全身麻酔が効きまくって、自覚なしで終わっていました。

たしかこの間に主人のほうの提出は終わっていたようでした。

採卵数

術後、いくつ採卵されたか教えてくれました。
その数なんと14個!
この時40歳の私ですが、ネットで調べた40歳平均採卵数約3個の約5倍ほどの採れ高…!
年齢があがるにつれ、やはり採れる数もだいぶ減ってくるとのこと。
初回でこんなに採れるだなんて、有り難い限りでした。
ただ、このたくさん採れたことが、数日後影響を及ぼすとはこの時は知る由もなく。。

あとは、どれくらい受精して、どれくらい育ってくれるのか…

採卵後

「お腹すいたでしょ?何か食べる?」
と、ナースがランチを持ってきてくれることに。
お水、紅茶、チキンサンドイッチを持ってきてもらいました。
市販のものだったのと、前夜9時以降何も食べてなかったのもあってか、普通に美味しかったです^^

その日は体力かなり消耗しているはずなので、できるだけ歩かないこと、家事もしないこと。
との指示。

自覚的には普通に動けそうな感じはありましたが、主人も心配をしてくれて、普段は歩ける駅までの距離などですが、バスを使ったり、夕飯はデリバリーにしてもらったりしていました。

実際にやるまで勉強不足だったので、胚(受精卵の育った後のもの)はすぐに子宮に戻すのかと思っていたのですが、どうやら最近はいったん冷凍するのが主流とのこと。

私は前回の通り謎の液体も見つかったため、とにかく戻すのはもっと後になりそうです。

生理の調整をする薬を飲み始める時に、
「いつから禁酒しないとだめですか?」
と何の気なしに質問してしまったら
「なう!」
と即答され(笑 そりゃそうだ)
それ以降の禁酒生活だった私。

帰り際に、ナースに
「あの、、胚を戻すまでの期間って、、お、お酒飲んでも大丈夫でしょうか?」
とコリもせず聞いてみると、
「冷凍するのよね?これからクリスマスのシーズンじゃない!思いっきり楽しみなさいよ!」
とウィンクされました(笑)

さすがにこの当日は飲みませんでしたが、活動はいったんお休み。
さて、たまごちゃんたちはどのくらいサバイブできるか!?
そして謎の液体はどうなる!?

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