駄菓子屋と平日のお仕事
駄菓子屋へは、平日の主業務をご一緒させていただく方々が訪れてくださることがあります。この土曜もこれからご一緒させていただく方が、関西出張中なのでと立ち寄ってくれました。とても嬉しい気持ちになります。そんな時にどんなお話をするのか振り返ってみました。
最初はお店の説明から始まり、目の前の駄菓子や町家で一度盛り上がります。駄菓子の会話をした後に、足を運んで来てくださったお礼をしつつ、来てくれたみなさんのその日や出張時の過ごし方や近況のお話になることが多いです。最後にお仕事のお話になり、よろしくお願いいたしますという会話をしていました。
結果、ちょっと仲良くなれた気持ちになります。
平日に打ち合わせをする時は、概要説明、決定事項や検討事項を整理して会話するのが精一杯で、互いの人柄を探りながらやりとりが続きますが、駄菓子屋に来店いただく時は、お仕事上の関係性が薄まり、人見知りの自分にはとてもありがたいコミュニケーションタイムです。
いくつか似ているなと思うことがあります。例えば、その昔、何故会社員がゴルフに行くのかを上司に質問したことがあるのですが「晴れた緑の中を仕事以外の共通の話題を持ちながら、20分くらい歩いて会話をすると目的地に着く。それを繰り返していると自然と人同士の距離が近くなる」と返されたのを思い出しました。タバコを吸う人同士の喫煙のコミュニケーションも近い部分があるのかもしれない。
ただ、これらは共通の趣味嗜好を通じて成立する行動だと思うのですが駄菓子は幼少期の記憶や思い出のコミュニケーションになるので世代を超えて結構な広い人と成立しているのでは、、と考えています。
そんなこんなで、平日やっている違うジャンルの仕事が、気がついたら駄菓子屋と繋がっていることが何度かありました。駄菓子屋に平日の仕事の相談をしに来ていただくような、秘密結社のような場所になると面白いなあと思っています。
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