お決まりのパターン
6/4。こんばんは、INNOSENT in FORMALでギターを弾いているCANDY MANといいます。
先週の続きになるが、時間を作って戦隊ヒーローを見ている。
全52話。1話20分でOPとEDを飛ばせば15分位で見られる。
15分の中で起承転結をはっきりさせて話を進めていかなければならないのだが、まぁ大体展開は同じ。はいでました、お決まりのパターンというやつ。定番。
定番というと「普通」とか「ありがち」というマイナスなイメージもあるかもしれない。でも、定番って大切なのだ。
ということで今日のテーマは「お決まりのパターン」です。
見ていた戦隊モノのストーリーとしては、
敵が現れる→一般人がさらわれる→ヒーローが助けに行く→敵がやられそうになり、切り札として巨大化する→ヒーローもロボットを使って倒す→平和になった、おしまい
という流れ。定番だ。
これを5回ほど繰り返したあとに、今までより強い敵が出てきて負けそう...そんな時に新しい武器を手に入れて倒す、という話が入る。そしてまた定番に戻っていくのだ。
この手の話は大抵2週ガッツリ使って進められる。物語が進む大事な話だし、より視聴者の記憶に残るのだ。
このような重要な話がずっと続いたらどうだろう。視聴者はずっとハラハラし続け面白いのかもしれないけど、そもそも話の展開としてずっとハラハラさせることは難しい。
お決まりのストーリー、定番があるからこそ、 時に挟む重要な話に引き込まれる。
音楽だとどうだろう。例えば定番のコード進行がある。
詳しい話は長くなるので省略するが、よく使われるコード進行といえば
王道進行という進行がある。王道も定番みたいなもん。
王道進行は、例えばONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」のサビ
ポルノグラフィティ「ハネウマライダー」のサビ
が挙げられる。もっといっぱいある。今ヒットチャートに上がっているTOP10のうち3曲は使われている気がする。
曲を作る時、定番なコードを外したくなる時がある。
「人とは違う曲を作りたい」という中学生バリの思考があり、定番のコードを使わないようにしようとする。でも結局「定番」のコードに戻ってくる。
名曲に定番コードあり。なぜそれが定番であるかを考えてみると、やはり皆に愛されたからだろうか。愛されたからこそ定番になる。
でも曲中ずっと定番コードを使用するのではなく、たまにちょっと違ったコードを忍ばせるのがミソ。それがオリジナルとなるわけだ。
ラーメン屋に入ったのに、醤油や味噌といった定番メニューがなく、レモンとかハチミツ味という変わり種しかなかったら困るし、「この味、何かどこかで食べたことあるな」だとオリジナリティが出ない。でも定番がないとそのオリジナリティさえも出せない。
ヒーローもお決まりのパターンで飽きてしまうかもしれないが、お決まりあってこそのヒーロー。そう思ったらもう35話まできました。そろそろ佳境です。
以上
今日の1曲 椎名林檎「丸の内サディスティック」
最近流行っている「丸の内進行」はこちらから来てます。最近の定番。
というか今気がついたんだが、幕ノ内サディスティックってタイトルになっているんだね。