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世捨て人の戯言
4/9。INNOSENT in FORMAL CANDY MANです。
久々に電車に乗る。割と混んでる。
混雑の中で目を引くのは、オシャレなジャケットの胸に刺さった花。
新たな世界へ旅立つ人たちのしるしのようだ。思わず笑顔になってしまう。
バンドマンは世捨て人、なんて思われているだろう。こんな晴れやかな日には関係のない人かもしれん。平日の昼間からサウナに入っているんだからしょうがない。
まぁそんな世捨て人の戯言として、新しい世界へ向かう方に語りかけたいと思う。
今日のテーマは「世捨て人の戯言」です。
以前。もうかなり前の話だからどこの、いつの話かは覚えていない。確か何処かのライブハウスだったか。
あれはスタッフだったか、お客さんだったか。そんなのも覚えていない。
ただ、
「バンドマンは世捨て人、早く社会人として立派になれ」
と言われたことだけは覚えている。
何が世捨て人じゃ。こちとら俗世間まみれだ。
俺は「社会人」という言葉が心底嫌いだ。
これはバンドマンだからではなく、だ。
社会に対しての反骨心、というともう死語のようなものかも知れないけど、そんなものではない。
20歳になったら社会人なのか。サラリーマンやってたら社会人なのか。常日頃思う。これはサラリーマンを見下しているわけではない。職業に貴賎なし。
フリーターでも、高校生も大学生も社会に関わる一員だ。大人だけではない。この社会に生きる以上、皆が「社会人」のはずだ。
とまぁ、そんな記憶の彼方にあることにイラつきを覚えたことはさておき。
あたらしい世界に足を踏み入れることは、幾つになっても勇気のいることだ。その世界に踏み入れた勇気に敬服。
そして一言。
やりたいと思ったら、やったほうがいい。それは幾つになっても、いつでもだ。
「旅行に行きたいけど、忙しくなくなったら...」は一生忙しくなくならないし、「機会があれば」は一生ない。
尊敬するFLOW のギタリスト、TAKE氏は無類のキャンパー。
https://twitter.com/CANDYMAN_IIF/status/1497483735792422913
自身のツイートからだが、高崎でライブのある前日から当日にかけてキャンプしている。普通ならライブに向けてゆっくりすると思うけど、違う。
「やりたいことは全てやるスタイル」
これが全てだ。
もちろん俺はそれを実行できていない。
ただ、やりたいと思って機を逃さぬよう、乗れるときは乗ったほうがいい、そう思う。これは「若者への金言」ではなく、自戒のつもりで。
映画の取りたかった席を行くか迷ってたら取れなかった、そんな土曜の午後。
以上。
今日の1曲 Yellow Studs 『脱線』
自分の思う場所でなければ、脱線する。それは脱線というより、行くべき道へレールを切り替えただけ。そのレバーは重たいかも知れないけど、見たことのない景色が見られる、かも。