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純度100%の幸せ
12/24。INNOSENT in FORMAL CANDY MAN です。
クリスマスイブ。寒い。毎年言ってるけど、寒さにはどうも耐えきれない。一年のうち8ヶ月は夏でいい。南半球は今は夏。サンタもビーチでサーフィン中。冬になったらオーストラリアに行こ。
さて、普段曲を作るときにギターを持ってジャカジャカ弾いているのだが、その中でよく使くコードがある。
メジャーセブンスというコードだ。表記はMaj7もしくは△7。
こんな音。
人により感じ方はそれぞれだけど、私は「切なさ」を感じる。
夏の終わり、8月21日の気持ち。切ねぇ。。。
この切なさの正体は一体…。
ということで今日のテーマは「純度100%の幸せ」です。
例えばC△7を例に上げると、コードの構成音(鳴ってる音)はド、ミ、ソ、シの4音である。
「思うまま」や「One for you」のイントロに使われているコードがこのコード。
このコードの中に、ある別のコードが隠れている。
Eマイナー(Em)だ。この構成音はミ、ソ、シ。
ここからもうなんのことやら、という感じかもしれないけど、このEmというコード、聞いていただくとわかると思うが、メジャーコードと比べて暗い響きだ。
メジャーコードは明るい、マイナーコードは暗いと覚えておくと今後の人生に役立つかもしれないので覚えておこう。
そのメジャーコードの中にマイナーコードが紛れている。そのおかげで、明るい響きなのにどこか暗さというか、影が隠れていてエモい。
明るさの中に、暗さが入っている。
だからこのコードが好き。
明るい響きの中に、憂いがある。
幸せについてもそうなのではないか。
ハインリヒ•ハイネという詩人の作品の中に「少しの悲しみもない純粋な幸福なんて、めったにあるものではない。」という言葉がある。
例えば恋愛なら、苦しい思いを味わった人が多いし、もし付き合えたとしたら付き合えなかった人の悲しみがある。スポーツの世界でも、練習が辛かったり試合に負けた悲しい経験があるだろう。
サウナも暑いという苦しみがあるから水風呂も気持ち良いし、整える。
悲しみや苦しみという負荷をかけて初めて幸せに到達する。
確かに人生をフルコースで味わうためには苦味も渋味も必要だよな、と。
そういう考え方があると、少しは嫌なことも我慢出来るのかもね。
じゃあ純度100%の幸せってなんだろうか。
それって本当に幸せなのだろうか。幸せの顔をした何かか。
というかクリスマスイブに何というテーマを書いてるのだ!
サンタさんが来る幸せは純度100%かもしれなーい。
以上。
今日の一曲 PK shampoo「m7」
https://youtu.be/tcDRRWB5wP8
m7は暗いコードです。でもこの曲は明るくて暖かいです。