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活休中の推しのバンドが一曲だけ復活(?)した話

1/13。ギタリストのCANDY MANです。

アホみたいに寒い。夏大好き男にとってこの時期が一番苦手だ。早く夏になってほしい。 

そんな寒くて動きたくない季節に、わざわざ外出してでも行きたいライブがあって行ってきた。

活休中であるTHE PINBALLSのVo&Gtであり、現在はMARSBERG SUBWAY SYSTEM(以下MBSS)のVo&Gtでもある古川貴之さんのソロライブだ。

ということで今日のテーマは「活休中の推しのバンドが一曲だけ復活(?)した話」です。

場所は下北沢。自分のバンドが解散してから下北沢に行くことが殆ど無くなってしまったのでかなり久しぶり。古着屋こんなに増えてんの?

大学の友人でもあり、去年解散した私のバンドの初期ベーシストと一緒にライブハウスへ。早々にSOLDOUTし今か今かとその瞬間を待ち詫びた人たちの熱気で溢れていた。

勿論古川さんのソロライブということもあるが、何よりTHE PINBALLSのギタリスト 中屋智裕さんがスペシャルゲストとして参加し、THE PINBALLSの曲をやるというのだからそりゃ即SOLDOUTですよね。

もう叶わなくなった夢だけど、チバユウスケのソロライブにアベフトシがゲストで出てTMGEの曲をやると同じ。

さて定刻より幾分か過ぎたあとライブが始まった。一曲目から中屋さんも出て来てた。この時点でうるうるなのだけど、その曲が初シングルの「アンテナ」だからもうぶち上がるに決まってる。

二人が同じステージでTHE PINBALLSの曲を弾いている。ちょっと前なら当たり前の光景なのに、たかが活動を休止したくらいでその光景を見れたことが宝くじに大当たりしたくらい嬉しいなんて。あぁ、本当に嬉しい。

「アンテナ」が終わったあと、中屋さんも楽屋へ引っ込んでしまった。この一曲だけとのこと。

少なっ!!

いくらスペシャルゲストとはいえスペシャル過ぎるわ。ただでさえTHE PINBALLSの曲は一曲が短くて、X JAPANが一曲やるまでに三曲くらいはやれるんだからもう少しやってくれよぉ!

などと贅沢な愚痴を心のなかでこぼす。
せめて一曲だけでも聴きたいとライブの前まで思ってたくせに、いざ一曲で終わると「もっとやってくれよ!」と思ってしまうのは人間のエゴ。

そのあとは「FREAKS'SHOW」や「片目のウィリー」「劇場支配人のテーマ」などTHE PINBALLSの曲をやりつつMBSSの曲、THE YELLOW MONKEYやTMGEのカバーなど、盛りだくさんのライブだった。

あれ?「way of 春風」は?
去年の8月にお会いした時に春風やるって言ったよね?

なぁ、君の嘘なら大体許せるけど、この嘘だけは許せんぞ。

と思ったらアンコールでやってくれました。

この曲をアンコールに持ってくるのって、自分のバンドが2018年に彼らのツアーに呼んでもらったときと同じなんだよな。その時のタイトルコールを今でも覚えてる。「どっか行きたくなったら行ったっていい、でも必ずここに戻ってこようぜ、way of 春風」と。

この歌はいつ聴いても心のなかにふっと暖かい風が吹いてくる。「誰にも見えないところへ消え去ってしまいたい」とか「本当に誰一人僕を知らない街へ」とか言ってるけど、何故こんなに暖かいんだろうか。

ということで活動を止めている推しのバンドが、半分のメンバーで一曲だけだが復活した。

「もっと聴きたい」とか、「あの曲が聴きたかったな」という感想が出るのは本当に贅沢なことだなと改めて思う。

推し活をしている方は後悔のない範囲で楽しもうな。

おまけ

友人と楽屋へ挨拶したんだけど、古川さんが友人のことを覚えていた。多分6年くらい前に新宿ロフトのライブに友人が来ていたので、彼を連れて挨拶をした、はず。たかだか5分程度なのに。

俺なんて2回対バンした相手に「はじめまして~」なんて言ってしまうのに。本当にすみません。

以上。

今日の一曲 MARSBERG SUBWAY SYSTEM「辻斬り惑星」

あんたはSNSじゃなくて音楽で俺らを切ってくれ。

曲も良い。歌詞も良い。バンド名が長い。


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